おためしえんまくん!
そのにっ
日曜日、約束の一時間前に家をでたはずだったが、犬に追われ、不良に絡まれ、着いたのは約束の一時間後。そこにツナ君の姿が見当たらず、ああ帰っちゃったかな、と携帯を取り出した。
「電話が六回、メールが、三件」
とりあえずメールを見ると、トラブルに巻き込まれて遅れるとあった。良かった。安心安心……ツナくんにトラブル?刺客かもしれない!
ツナ君が通るだろう方向に走り出した。
「あ、れ? 炎真くん……迎えにきてくれたの?」
「つ、つな君……」
一つ角を曲がると、ツナ君は無傷で走っていた。汗をかいているから、家から走ってきてくれたことが分かった。
「ごめんね、リボーンに携帯持ってかれて、いろいろあってさ。今何時かな?結構遅れちゃったよね」
「いや、僕も遅刻して……さっき来たから」
なんだ、あのアルコバレーノか。ん?じゃあ、あのメールは。
「……騙された」
「え、なんかあった? ほんとごめんね!?」
「ツナ君は悪くない。大丈夫」
「そ、そか。じゃあ、行こう?」
「うん」
とりあえず、その日はツナ君とケーキ食べたり服を見たり楽しい一日だった。それを報告したらアーデルがプリクラは撮ってないのかとか、何を買ったのかとか聞いてくる姿がちょっと怖かった。また、あそぼうの言葉が、頭の中でずっと繰り返し再生されて顔が緩んでるのをジュリーに見つかって、ちょっと大変だった。
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アーデルハイトは、綱吉と炎真くんをおうえんしています(提供みたいな感じで)