※格好良い先生はここにいません。今すぐバックプリーズ!
※ボス27と少年ウザボーン
「ツナ、これはどうだ?」
「……ああ、うん」
「ツナ、愛人は全部きったぞ!」
「はあ」
「ツナ、作ってみたんだ食べやがれ!」
「はいはい。そこ置いといて」
ウザい。激しくウザい。今のリボーンはウザい!
最近、やけに絡んでくるリボーンに対し、俺は空返事して仕事に向き合う。因みに、上からセクシーなチャイナコスプレ、愛人無し報告、お手製ケーキだ。最初こそツッコミ入れるなり、お礼いうなりしていた。が、これが一週間朝から寝るまで続けば、誰だってこんな態度になるだろう。お手製ケーキだけで、もう四回目だ。俺を豚にしたいのかよ。
しかも、それで終わらないのがリボーンだ。
「いつ仕事終わるんだ?」
「さあ」
「なあなあ、恋人いるのか?」
「……はあ」
「愛人でもいいぞ」
「ふーん」
何を言ってるんだか。俺は男でお前も男だろ。それに愛人でもいいぞって……まさか、なりたいの?
「抱きついてもいいか!」
「ってもう抱きついてんじゃん! 邪魔だよ離れろ!」
書類仕事をしていただけなのに、抱きつかれては続けられない。全く、何がしたいんだ!
かなり不機嫌になりつつ、リボーンを引っ付けたままベッドに向かう。なんだかんだ疲れたから、一緒にお昼寝してしまおう。仕事はきっと、優秀な右腕と骸あたりがやってくれる。面倒臭いしウザいけど、なんなんだコイツが大切なのは変わりないのだから。
「ツナ、寝るのか?」
「昼寝すんの。お前も寝る?」
「……寝る」
さっきまでぐいぐい来ていたくせに、急に照れるリボーンに、若干どきっとしたのは気のせいだ。気のせい。
__
ごめんなさい。勢いでやった。後悔はしていない!
2011/11/13 睦月