恋人はサンタクロース
2013/12/26 02:08

「ただいまー」

「おうおかえりー」

「ねぇねぇ新ちゃん、今日って何の日かご存知?」

「ニュートンの誕生日だろ?」

「そうそうイエスさんの誕生日は正確には不明だからどちらかというとそっちの方が正解なんだよね!……ってそういうことじゃないんだけど」

「知ってた」

「知られてた」

「暇を持て余した、」

「神々の、」

「「遊び」」

「……今日はやけにノリがいいね。何かあったの?」

「ニュート」

「ンの誕生日はわかったから。じゃなくて……やっぱクリ」

「ト○ス」

「どうしよう工藤新一の口からとうとう下ネタが出てしまった……」

「俺だってたまには言いたい」

「ぶっちゃけ過ぎだよ……つかやっぱおかしい。ホントどうしたのさ」

「やめろ触るな!」

「?」

「だから触るなって!!」

「……熱い。そうかそういうことか」

「…………悪ぃ……お前に心配かけたくなかったんだ」
今日を楽しみにしてたお前には。

「いいんだよ。新一と一緒に過ごせるなら、俺の役目は魔術師だって看護師だって、何だって良いんだ」

「快斗……」

「だからさ。しっかり休んで、早く良くなってくれよ?」

「……敵わないな」

「ん、何か言った?」

「なんでもねーよ」

「そ?じゃあほら、早く布団に入った入った」

「へいへい」

翌日、新一が快斗の為に寒い中長時間並んで買った超人気店のクリスマスケーキを前にした快斗は、泣きながら怒って喜ぶことになる。

Merry Xmas!!
君となら毎日が特別な記念日!



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