酔っ払った




「けんやー!」
「え、うわ!ちょ!」
「ひゃっひゃっひゃっひゃっ」
「…」
「どういうことやねんこれは!!」
「あー、すんません。何や悪酔いしたみたいっすわ」
「ちゅーかなんでお前がおんねん財前!」
「俺、なまえさんと同じサークルなんすわ」
「えええ…!聞いてへんぞそんな話!」
「言ってませんもん」
「こいつ…」
「まあ、無事に送り届けましたんで。それじゃ」
「ちょっと待てや財前おま、もうちょっと状況説明をやな…!」
「けんやけんやー!ちゅー!」
「ほなさいなら」
「逃げた!」




「なまえ平気か?水飲むか?」
「んー…」
「とりあえず、ソファー行こか」
「んー…」
「ちょお横んなっとってな。水持ってくるから」
「いや!」
「えっ、うわ!」
「なんで行っちゃうのけんや!私のこときらい?」
「いや、嫌いっちゅうか…!」
「ちゅーしてよ、ちゅー!ねっけんや、お願い」
「う、いや、なまえ、ちょお落ちつき…」
「ダメ?」
「(ぶつん)…(なんか切れた)」





(うーん…謙也、おは…って、あれ?なんか身体中ギシギシする…!)
(おはようさん。目ぇ覚めたか?)
(あ、うん…えーと、昨日サークルで飲み会してその後…あれ、どうしたんだっけ)
(せやなあ…今日は無理せんと一日寝とったほうがええんちゃう?)
(えっ、なんで?!)




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