続・さびしんぼ




「あ、俺そろそろ帰るわ」
「えーっまだええやん、忍足くん」
「すまんなぁ、謙也は可愛い可愛い彼女がおうちで待っとるん、気が気やないんやって。見逃したって」
「えっ、忍足くんって彼女おったん?」
「ていうか、おうちって…」
「(こればっかりは白石に感謝するわ)ま、そういうわけやから。ほな、またなー!」






「なまえー」
「謙也、おかえりー」
「(このやりとりやっぱええなぁ)…ただいま」
「早いね。カラオケって言ってたから、もっとかかるかと思ってた」
「んー、丁度お開きになるとこやったしな」
「そっか」
「せやかてもう12時近いし、なまえ寝とると思ったんやけど」
「うーん、なんか寝付けなくて起きてたよ」
「そうなん?」
「うん、やっぱ謙也いないと寂しいから、待ってようかなって」
「(きゅん)」





(謙也、さっきから抱きしめすぎじゃない?)
(そんなことないでー)
(もーっ結局寝れないじゃん)



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