たのしい温泉旅行




「じゃーん!見て謙也!懸賞に当たったの、豪華温泉旅行券ー!」
「ほんまか!よかったなぁなまえ!」
「お休み合わせて一緒に行こうよ」
「えっ、俺も行ってええの?」
「もちろん!ペア券だもん」
「めっちゃ嬉しいわ、なまえと二人で旅行すんの初めてやもんな」
「今から計画立てよう、楽しみだね!」
「熱海かーめっちゃええな!」
「私、熱海初めて行くなぁ」
「俺もや。てか彼女と旅行行くんが初めてやわ」
「そうなの?じゃあ謙也の初体験私がいただきだね!」
「そうやっていちいち可愛いこと言うんやめてや!」
「温泉たくさん入ってゆっくりして、思いっきり楽しもうね」
「おう」






「めちゃめちゃええ旅館やん!」
「お部屋に露天風呂なんて最高だね」
「女将さん、新婚旅行ですか?って言うてたな」
「新婚さんに見えたのかなぁ」
「そうなんちゃう?まぁ近い将来そうなるんやし」
「気が早いよ謙也くん!」
「なまえは新婚旅行どっか行きたいとこあるん?」
「うーん。謙也と一緒ならどこでもいいかな」
「やっぱ俺のお嫁さん最高に可愛いな」
「だから気が早いってば!」
「わかったわかった。じゃ、さっそく一緒に露天風呂入ってゆっくりしよ」
「そうだね。あっ、見て見て謙也!露天風呂から星たくさん見えるよー!」
「ほんまや。めっちゃ綺麗やなー」
「...なんで星じゃなくて私の方見てるの。そしてさりげなく浴衣脱がそうとしてる!」
「ええやろ風呂入るんやから!それとも着たまま入りたいん?やらしーなーなまえは」
「やらしいのは謙也だから!わかった!脱ぐから!脱がさないで!」




(なんで今さら恥ずかしがるん?)
(そりゃ恥ずかしいよだってまだ全然明るいし...)
(たまにおっそろしいくらい大胆なくせに、変なとこで恥ずかしがりやさんやな)





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