やってきました誕生日




「謙也、お誕生日おめでとう」
「おん!おおきに!」
「それで、プレゼントなんだけど、」
「あー...ちょお待って」
「え?」
「これ、なまえに」
「えっ、私に?」
「おう。開けて」
「う、うん。......指輪?」
「いつも俺のそばにおってくれてありがとう。これからもずっと傍にいてほしいから、その。...予約や」
「もしかして、」
「エンゲージリング、っちゅーには早すぎやけど」
「......」
「あの...なまえ?」
「...ぐすっ、」
「え!な、なんで泣いとるん!?」
「謙也のバカ」
「ええええなんで!?」
「何で自分の誕生日なのに彼女に指輪あげてんの...」
「...誕生日やから、や。ほんまに感謝してんねんもん」
「謙也、」
「お、おう」
「好き。大好き。すっごく嬉しい。私もこれからもずっとずっと、謙也の傍にいたい」
「...おん」
「私からもプレゼントあげるね」
「ほんまに?何やろ」
「私がプレゼントです。一生大事にしてください」
「!!」



(...やっぱハズした?)
(あかん...最高すぎるプレゼントや...そんなズルいのどこで覚えてきたん?)
(ホントにベタ好きだったんだ)



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