発見してしまった
※ちょっと下品です
「私思うんだけど」
「……はい…」
「何事においても大事なのは愛なんじゃないかと」
「おっしゃる通りで…」
「だからこういうのにはあまり賛同できないわけです」
「あの、なんちゅーか、すんません…」
「心がこもってない」
「(どんな拷問やねん!)」
「ちょっと、聞いてるんですか謙也くん」
「はひい!」
なまえちゃんが、ひょんなことからAV(アダルトなビデオ)を発見してしまったようです。
「ほんで何で一緒に見てんねん!?」
「え、だって気になるじゃん。『笑顔がかわいい純情美少女に無理やりぶっかk、「ああああああああ!!!タイトル読み上げんといて!!」
「謙也うるさいよ。聞こえないじゃないか」
「ちゅーかなまえはなんで平気な顔して見とるん!?彼女と一緒にAV鑑賞てどんな拷問や!」
「女の子は普段AVなんて見ないんです。男の子のみなさんと違って」
「めっちゃ刺々しい!」
「何か言いましたか」
「なにも言ってないです」
「よろしい」
「(今すぐに消えたいホンマにまじで)」
『…ん、あんっ、あ!』
「……」
「……」
『も、ダメぇっ、イっちゃうっ』
「……」
「……あの、」
「なに」
「言うとくけどこれ、かなり前に友達に借りたまんま返してなかったやつやから!最近見てへんかったから!!」
「見苦しい言い訳はよしなさい。ていうかこのデータのご時世によくDVDで持ってるよね」
「ほんまやって!なまえと付き合うてからAVは使てへん!!断言する!」
「いやそんなこと暴露されても…」
「…ほんでな、なまえさん」
「なによ改まって」
「………何やむらむらしてきたんやけど、」
「さいていかよ」
(この子ちょっと私に似てるのがまたなんとも反応しにくいんだよ!)
(安心せえ!俺もうなまえやないと勃たへんから!)
(だからそういうカミングアウトはいらないってば…ちょっと!どこ触ってんのばか!)