ねこ



なまえちゃんが子猫を拾ったようです。



「あー、可愛い!」
「…」
「もうほんっと、可愛い!」
「…」
「たまらん可愛さだ!」
「どこの副部長のマネやねん!似てへんわ!てかあいつそんなこと言わへんやろ!」
「だって可愛いんだもん」
「はいはい…」
「謙也もだっこすればいいのに」
「や、ソイツ俺が触ろうとすると威嚇すんねんもん」
「そんなことないと思うけどなー」
「シャー!」
「言わんこっちゃない!!」
「おかしいなー?」
「コイツ絶対オスやろ…」
「だけど謙也のアパート、ペット可でよかったね!このまま飼っちゃう?」
「なっ、アカン!それは絶対アカン!」
「えー、なんで?」
「なんでもや!それにこいつ首輪しとるやん!飼い主探しとるかもしれへんやろ」
「ぶー」
「(なまえといちゃいちゃする時間が減る!なんて言えへん…)」




「探したわ〜ミイちゃん!」
「白石の猫やったんか…」
「ミイちゃんっていうんだね」
「実家で飼ってた猫からこないだぎょーさん子猫生まれてなぁ、一匹俺が飼うことになったんや」
「いや、でもそいつオスやろ?なんでミイちゃん?」
「ミケザブロウの略や」
「渋っ!」




(てかもういっそミケでええやん!)
(それは俺のポリシーが許さん)
(どんなポリシーやねん!)



人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -