君がぼくの胸をうった 揺れうごくこころの弱さを 認められなかった 人を愛することのたしからしさというものを たとえいくら数字で可視化したって そんなものさえ信用できないことを 人はときのはじめから知っているというのに ではなにを信ずるのかと 友はきく 揺れうごくこころのすべてを みつめていよう ぼくがきみを愛するとき ぼくはただぼくを提示することだけ いつだってぼくは ぼくがぼくであることを友や恋人や師や兄弟に 伝えるだろう 君はぼくの胸をうった うつくしいかなしみと 深い愛のいたみや不安が 押し寄せてきたよ そのすべてをきみに伝えよう きみはいのちをとしてきくだろう ぼくは恥じらいもせずいおう ぼくのひとみや微笑やからだのかたちが きみにすべてを伝えるだろう 告白 2021/02/15 ← → |