この偉大な一歩を
たたえよう

春は遠からじ
いつでも会えるだろう

君を愛することも
あなたを愛することも
もっともシンプルな方法で
可能だろう

氷っていく森のなかでも
これから芽ぶかんとする
小さな花があるだろう

このささやかなきらめきを
なみだのひとしずくのような強さを
抱きしめたい

抱かれた夜を思い出し
過去を引きずるのではなく
大切に包んで歩いていこう
これからのことならば
おお永遠にやってくる春が
春がすでに教えてくれている

わたしたちは長いながい道のうえにいるが
この終わりのない旅は
つねに祝福されている

春は何度でもこよう
あの熱が
わたしを何度でも
見失わないために
包み続ける



春は再た
2018/11/07





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