あなたがわたしの胸に垂らしたひとしずくのインクが
ゆっくりと広がりながらしみわたっていった
それでもそれは一方的なものではなく
わたしが受け取ったものだったのだ
あなたを感じるこころがなければ
わたしはあなたを感じることもなかった
わたしはあなたを感じた
それが何色なのかわからなかったけれど
いまは受け取った結果なのだとわかる
だからもう傷ついても
このまま生きていける



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2018/10/15





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