（気持ちを）止めたくない

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「ふふん、どーとでも言うがいい！オレの気持ちはそんなにすぐ変わるわけないし」

「…ハァ」

「溜息とか傷付く。…ねぇ、せんせー」

「？」

「オレがいつからせんせーのこと好きだと思う？」

「…あー、１カ月くらいじゃねぇの」

「ぶっぶー。正解は入学式の日からでしたあ」

「………」

「一目惚れだったんだー。笑うかもしんないけどねぇ」

「………」

「せんせーの人と成りを知ってから更に好きになった」

「…かさ、」

「せんせー、人の感情は止められない。オレは止めたくない。今の気持ちを大切にしたいんだ」

「………」

「だからオレの気持ちを否定しないで」

「…葛西」

「オレを否定しないで」

「葛西」

「否定されたらオレ、崩れちゃうから」

「っ稔！」

「!!!」

「泣くな。お前には笑った顔が一番似合う」

「…せんせーって優しいね」

「…そりゃあな」

「でもそれが残酷だってこと知ってる？俺はそんな生徒に対する優しさが欲しいわけじゃない」

「…稔」

「…ごめん。ちょっと頭冷やしてきます」

「………」

「ごめんね、せんせー…」






*七瀬紫苑様ﾘｸ、続編
相変わらず葛西は暴走しやすいです
先生はそのうち絆されればいいと思います



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