―――ガチャリ
「穴場発見?」
頭上に広がるのは青い空。燦々とした太陽がちょいと眩しい。お気づきの方もいるだろうが、一応言いますと僕in屋上であります!
誰もいないし、快適快適。おし、暫くは此処を定位置にしよーっと。そうしようそうしよう。
あ、チャイム鳴った。次は昼休みか。
「うーん、ご飯食べるの面倒くさいなぁ」
ちなみに同じ理由で朝も食べてない。昨日は晩だけ友人Aに食べさせられたんだよ。
「おいこら」
面倒臭いって言ってるのにさ。本当無理やり食べさせられて途中吐くかと思ったよー。
「おい」
「ん?」
振り向けばそこには不良様が。不良だけど、不良様はなんかカッコイイ。僕の苦手な部類じゃあ無さそう。基本絡まれるの面倒だから不良は嫌いなんだけどね。
「お前飯は」
「んー?」
めし?メシ?あ、ご飯?
「めんどいからいらないのですよぉ」
そう言えば不良様はすっごい不機嫌な顔になった。
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