「この適度に筋肉ついてて、しかも女顔負けにスラリとしてて、更には肌白いし」
「………」
「本当にイイな…」
呆然となっていることを良いことに俺の靴と靴下を脱がし始めた。我に返った時には山下が俺の爪先に。
「…すっげぇそそられる」
―――チュ
「うっわあああ!!?」
き、きききキスしやがったぞコイツ!しかも俺が暴れても足離さないし!!なんだその体勢、俺に跪いてるみたいじゃねぇか!!
「暴れるなよ、坂井」
「いや暴れないでどうするよ」
「なぁ、俺ムラムラしてきたんだけど」
「…逝ってこい☆」
にっこりと平凡顔な俺の最上級のスマイルを寄越して山下を蹴った。顎にクリーンヒット☆流石俺だ。よし、さっさと逃げよう。俺は山下が蹲っている間に靴下と靴を履いて保健室から逃げ出した。
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