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「やぁ!どこ触って…っキャア!」
「女みてぇ」
「言うなぁっんぅ!」


 シャツの中に手が入ってきて…その、アレだ。


「可愛い乳首」
「!」


 会長言っちゃったナ☆あ、駄目だ。プッツンって切れた。俺の頭の中で。


「俺は男だああ!!」


 ガッ!


脛を思い切り蹴ってみました♪あれってかなり痛いんだよね。しかも良いトコに入ったみたい。俺から手を離して蹲ってます。


「〜〜〜っ!!」
「ザマァ」


 ハッ、と嘲笑してからスタコラさっさー。今日の放送じゃないけどさ。死ねばいいのに☆


「っ覚悟しとけよ坂井!」


 んな不穏なセリフ俺は聞こえません。絶対に聞こえてないからな。


「―――チッ。キスマークつけやがったな」


 首元に散らばる赤い痕に舌打ちをする。もう一発蹴っときゃ良かった。少し後悔しながらもトイレで服を整えて教室へと戻っていった。

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