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おはよーございまっす。いやあ、泣くのって疲れるよね。うっかり寝ちゃったよ。ところでお腹が空きました。お腹が空きました。大事なことなので二回言ったよ。頭では冷静でも現実はそうはいかないわけでして。現在進行形で泣いてます。誰か早く来てーこの空腹どうにかしてー。
「どうなさったんです？」
ギャンギャン泣いている私の下にすっ飛んできたのはイネスさん。西欧系の顔立ちだから大人っぽいけど、恐らくは10代。だと思う。自信ないけどね。とりあえずミルクちょーだい。
「お腹が空いたのですね。お待ちくださいませ、アナベラ氏を呼んで参ります」
うん、そうしてくださいな。さて、イネスさんとアナベラさんを待っている間に考え事でもしておこう。議題は「どうして母は娘（私）を厭うのか」。この世界ではどうなのか知らないけど跡継ぎの問題で、女よりも男の方が望ましかったとか？いや、たとえそうだとしてもお腹を痛めて産んだ子供を放置しないだろう。他の事情があるんだろうなあ。うーん、分からん。
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