「けはいやいあつかんをなくすことはできる?」
【気配に威圧感ですか?】
「うん。バレるとたいへんだから、どうにかできないかな?」
【出来ますよ】
うん、実にシンプルな答えをありがとう。なんかもう何でも出来ちゃうよね。私なんかよりよっぽどチートじゃん。べ、別に拗ねてなんかないよ?
「あっさりだね…」
【気を抜いている時は流石に無理ですけどね】
「きをぬいているときって?」
【睡眠中などは気を抜いてしまいます】
ふんふん。じゃあ寝ている時やご飯を食べている時は誰もいないのを確認してからにすれば問題はないわけね。ん?シルヴェストルってご飯食べるの?
「シルはごはんたべるの?」
【食べなくてもマスターの魔力で生きられますが、食べられないわけではありません】
「………まりょく?」
いつの間に魔力吸収してたんですか。聞いてないんだけども。私はそれほど魔力があるわけではないから困る。微妙な顔をした私に気付いたシルヴェストルが補足する。
【口から摂取する方がマスターからもらう魔力は少なくて済みますよ】
「よし、ガンガンたべろ」
即行で命令させていただきました。
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