08



「…うん、ピアスか。考えてみます」
「ええ、そうしてください」


 お礼を言って去っていく後姿にポツリと木葉は漏らした。


「極度のサドっていう噂ですから、耳に穴を開けられないように気をつけてくださいね」


 彼の誕生日の翌日。真人の右耳には彼と揃いのピアスが飾っていたとかいないとか。
 ちなみに以前の彼は貫通するとか怖い、と言っていたそうだ。つまりは、まあそういうことだろう。


御仕事完了


「やっぱり開けられたんだね…どんまい」

prev next

 



top
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -