視線を感じる。
強い、強い視線を。
誰かが言った「視線で人は殺せるか」という問いは、「YES」だと今ならハッキリと言える。だって、あまりにも強い視線なのだから。
痛くて熱い。そんな、視線。
嗚呼、本当に刺し殺されそうだ。もう殺すのなら一思いにぶっ刺してほしい。
そう思うほどに、視線は強かった。
何故こうも視線を感じるのか、なんて誰にも分からない。分かるのはその視線の主だけなのだろう。なら僕はその意図を理解することは一生ない。
そう、信じていたのに。
-Obwohl ich es glaubte, warum bin ich-
(信じていたのに何故)
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