「参りました。貴方についていきましょう」
「俺はjokerはいらないと言っただろう」
jokerは…否、水名静は諦めたように溜息を吐く。
「…もう、分かりましたから。いい加減離してくださいよ」
「敬語」
「はいはい。分かったから離して」
ようやく手に入れた獲物を離すわけが無いだろう?本能で焦がれた存在を抱きしめる。
―――やっと俺のモノになったな。
なあ、知っているか?お前は俺のモノだが、俺はあの夜に会ったあの瞬間からお前のモノになったのだ。
離す気は更々無い。
end.
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