もう幾つの時から一緒だったかなんて、覚えていない。
けれど奴は・・・スモーカーはいつも俺の一歩先を歩いて、子供だけどその姿は大人に負けないくらい堂々とした足取りでかっこよくいつも俺の自慢の幼馴染!なんて思ってたものだ。
少しでも奴に近づきたい一心で後ろから必死になってついて行ったのをよく覚えている。
今思えばあの時から俺はスモーカーの事が好きだったのかもしれない
中将な彼奴と幼馴染な俺
あれから十数年、俺達はいつの間にか大人になっていてあいつは海軍の中将、俺はというと海軍本部の食堂で働いてる。
え、なんでそんな所で働いてるか?って?
そりゃあ俺が飯作るの好きだから!これでもガープ中将やセンゴクさんにだって美味い!ってお墨付きいただいてるんだから胸張って料理人って言えるんだぞ?
一応料理人以外の道であいつと同じ海軍の入隊も考えたがやはり自分の好きな事を優先に考えると料理で人を幸せにしたいってのが根本にあったからかな、こっちの道に進んできたわけなんだ。
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