最初はただの憧れだ。
それが年を重ねるにつれて同じぐらいだった背丈も俺よりあいつの方が頭一個分ぐらいになり体格も逞しく成長していて久しぶりに再会した時は大きくなりすぎだろってツッコミ入れてしまった事もあったかな
でも気づいちまった
自分がスモーカーを見る目が変わって来ているって事。
それは憧れじゃなく恋心に変わっているって事を。
最初は認めたくなかった。
いいや違う。
認めるのが怖かったんだ。
幼馴染の関係がすごく心地よくて認めてしまったらその関係が崩れてしまうんじゃないかって不安だった。
気持ちに蓋をするように恋人を作った事だってあるけど結局は好きな人がいるんでしょ?なんて言われてしまって別れてしまったからもう認めるしかなくなっていた。
あぁ認めてやるとも
俺はスモーカーが好きだ!ってな
認めてからというもの不安に思っていた事は杞憂に終わったようで少しホッとしている自分がいた。
思いを伝えるかと聞かれれば俺にはそんな勇気は持っていない。だからこの幸せな時間をずっと、続けばいいと密かに願っている
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