大好きなお兄ちゃん 【10】

「いやぁっ!恥ずかしい!閉じて!閉じて!!」

 必死にバタバと足を動かしてもちっとも閉じない。

 それどころかどんどん開いてまるで蛙がひっくり返ったみたいになった。

「こんな格好嫌ぁぁ」

 恥ずかしくて涙がポロポロ出る。

「何で?可愛いよ」

 たとえ電気を消していても外からの明かりで少しは見える。

 って事はきっとあそこも丸見えなんだよ!

「それに…見ないとえっち出来ないだろ」

 そう言うお兄ちゃんの唇は大きく開かれた太ももを這っている。

 生暖かい感触が内ももを刺激する。

「あぁ…ん。恥ずかしいよぅ。見ないでぇ」

 恥ずかしさでプルプル震えた。

「ダメだよ。エッチ出来る体かちゃんと確認しないとな」

「な、何それぇ…何かやらしい言い方だよぉ」

「花音?さっきから喋り過ぎだぞ」

 内ももにチクッとした痛みが走った。

「んっ…何?今の何?」

「ん〜?お兄ちゃんのしるし。」

 そう言うと反対の内ももにも同じようにチクッとした痛みが走りチュポンとやらしい音がした。

「お兄ちゃん?何してるのぉ?」

「全く…花音は喋り過ぎだな。まだまだ余裕って事?」

 あんまり聞かない意地悪な声。

 何となく本能的に嫌な予感がするよぅ。

「ひゃぁぁぁっ」

 あそこにふぅ〜っと生暖かい風を感じた。

「まだ触ってないのに、もう濡れてるのかな」

 顔を近づけて感想を言われる。

「花音は本当にバージンか?濡れてるどころじゃないぞ、もう溢れて零れそうだぞ」

「やっ…言わないでぇ」

 その瞬間あそこからトロッと流れたのが自分でも分かった。

「あぁ…ほらまた溢れてきた。見られて感じるのか?」

 首を横に振るのが精一杯。

「じゃあやらしい事を言われて感じるのか」

「ち、違う…もん」

 つつーっと舌で足の付け根の部分をなぞられる。

「はぅぅぅん」

「んっ…いい声だ。でももっと可愛い声が聞きたいな」

 さっきからトロトロと止まる事なく溢れ出している。
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