『番外編』
ネコミミver.black【オマケ】
夜中に目を覚ました貴俊。
隣には寝た時と同じ格好のままの祐二。
ぼんやりしていた瞳が何かを思いついたようにパチッと見開かれた。
ベッド横の小さな明かりをつけて近くに置いてあった携帯に手を伸ばす。
カシャ。
カシャ。
カシャ。
小さなシャッター音が三回。
光る液晶画面に映し出されたのは猫耳を付けた祐二の寝顔。
「絶対怒るよね」
分かっているけれど削除する気はない。
貴俊はそれをシークレットフォルダに保存して再び眠りについた。
end
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