二周年&アンケ座談会【4】


「う、うるせぇっ!
 別にこんくらい出来なくたって問題ないっ!
 それよりもだ、こんなにハッキリと結果が出たんだ文句は誰にも言わせないっ!」

 ――なるほど。

「あんたも、これで分かっただろ?
 肉食俺様よりも、ちょっと可愛いところもある俺様の方が人気があるんだよ!」

「まぁ、そうだな」

 ――その通りじゃな。

「な、なんだ……拍子抜けだな、おい……。
 もっとなんか言ってくるかと思ったんだけど、まぁいいか……そういうことだから挨拶は俺ということで……」

「まぁ、人気があるのはお前ということだな」

 ――そうじゃな。人気が一番あるのは陸で間違いないようじゃ。

「……なんだよ、その言い方」

 ――『人気』とは
   人々の気受け。世間一般の評判。

 ――『貢献』とは
   ある物事や社会のために役立つように尽力すること。

「な、何が言いたいんだよ!」

 ――挨拶はこのサイトに一番貢献している人物に、ということじゃったな?

「そ、そうだ」

 ――それならば、やはり挨拶は和真にしてもらうのが妥当ということじゃ。

「そういうことだ、クソガキ」

「はぁ!? 意味分かんねぇ!
 それじゃ、まるで俺が貢献してねぇみたいな言い方じゃん」

 ――別にそうとは言っておらぬだろう。
   確かに二年間不動のおぬしの人気は素晴らしい、じゃがなぁ……やはりサイトを運営していくためには来てくださる皆様の声をより多く聞くことが励みになるのじゃ。
   分かるか?

「ま、まぁ……そうだろうな」

 ――確かにおぬしは人気がある。
   だが……和真の方が出て来た時の皆の反応の良さはそれを軽く超える。
   まぁ、そういうことじゃ。

「え……なに、なんかそれ……すっげぇ微妙じゃね?」

「ナンバーワンになりたかったんだろ? 何か文句でもあるのか?」

「だって……それじゃ、俺……人気はあるけど出て来ても反応が薄いってことだろ? 嬉しいけど、嬉しくない……」

 ――人というのは、不思議じゃのう。

「えぇ……なんか、俺、泣きそう……」

 ――そういうわけで、和真からも何か一言貰えるか?

「仕方ない、どうせ何か言わないと帰れそうにないしな」

 ――すまんのう。

「正直なところ、二年もよく持ったとは思う。
 間違いなく読んでいるお前たちのおかげだろう。
 これからも変わらず続けていけるよう、どうかコイツのことを応援してやってくれ」

 ――え……なんか、優しい。
   そんなんされたら惚れてしまうではないか。

「気色悪いことを言うな。
 それじゃ、俺は戻る。
 あと二時間は呼ぶな」

 ――二時間って妙に生々しいが……まぁいいか。

 ――さてと……おい、陸……陸、陸や、しっかりせぬか。

「なに、これ……。
 俺、ナンバーワンなのに扱いひどくね?
 最近めちゃめちゃ出番も少ねぇし……もしかしてそろそろ干されんの?」

 ――最後は一番信頼しているおぬしがしっかりしめて終わらせぬか。

「へ……?
 今なんつった?
 信頼してる……、え……マジ!?
 俺のこと、一番信頼してんの!?」

 ――さっさとせぬか! 残り少ないぞっ!

「ハハ、アハハハ……!
 そういうわけで二周年ありがとうな!
 開設当初からの付き合いの子も最近来たばかりの子も、これからも一緒にこのサイトを盛り立ててくれよな!
 そんで……これからも俺と麻衣がラブラブでいられるように!
 みんなの応援待ってるよーーー!!!」

 ――本当にありがとうございます。
   ここまでやってこれたのは可愛いキャラ達とそれを応援して下さった皆様のおかげです。
   これからもどうぞ「ももゆめ」をよろしくお願いします。

end
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