『拍手小説』
ぱ3-4

こんばんは。
お待たせ…しちゃいましたね。

いつもありがとうございます。
お会い出来て嬉しいです。


すみません。
なんか…まだ緊張します。
綺麗な方の隣だと何を話したらいいか悩んでしまって…


そんな…
お世辞じゃないです。
本当にそう思ってるんですけど…俺が言うとやっぱりそう聞こえてしまうんですね。


俺…恰好悪いですね。
もっとオーナーのようにお客様を楽しませてあげられたらいいのにいつもお客様に気を使わせて…


…何してるんですか?


いや…頭を撫でられてるのは分かるんですけど…
えっと…


ありがとうございます。
あはは…こんなお姉さんがいたら俺はきっと休みでもずっと家にいますね。
自慢したいけど友達には会わせたくないとか思うでしょうね。



あっ…


いえ…あのぉ…
もう少しだけこうしててくれませんか?


こんな俺でも大丈夫だよって励まされてるような気がするんです。
すごく安心します。

俺って女性に甘えるとかした事ないから分からないんですけど…
あなたになら甘えたい…です。

―14―
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