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『インターバル』

 ベッドサイドの小さなオレンジ色の光の中に浮かび上がる男女の姿。

 大きく肩を上下させながら荒い息をしている。

 陸が腕を付いて体を起こした。

「すげぇいぃ…」

「ん…陸ぅ…」

 2度目の精を受け止めたばかりの麻衣の顔は目尻に涙を浮かべて視線は宙を彷徨って大きく胸を上下させて息をしている。

「麻ー衣?平気?」

「んっ…」

 名前を呼ばれてゆっくりと動く麻衣の瞳が陸を捉えて微笑むと陸はキスの雨を降らせた。

「気持ちよかった?」

 顔を離した陸が微笑むと麻衣は恥ずかしそうに頷いた。

 陸の額から汗が流れて汗で光る麻衣の胸に落ちた。

「ねっ…もぅ抜いて?」

 恥ずかしそうにしながら麻衣は力の入らない腕で押し返そうとすると陸は腕を頭の上に押さえつけた。

 意地悪そうに笑うとゆっくりと腰を揺らした。
 
「ちょ、ちょっと待って…」

「だーめっ、待てない」

「嘘でしょぉ…」

 自分の中で徐々に硬さを増すのを感じた麻衣は信じられないって顔で首を振った。

「俺もビックリー。」
 
「休憩させて…」

 麻衣が目に涙を浮かべながら訴えかけた。

「えぇーっ、やだ。俺もう出来るもん」

「だって今イッたばっかり…」

「もぅー、俺いくつだと思ってんの?」

 ゆるゆると腰を動かす陸を恨めしそうな顔の麻衣が見上げた。

「とりあえず一回抜いて?」

「やだ。俺と麻衣のですげぇヌルヌルして気持ちー」

 少し動かすだけでもヌチュヌチュと音が聞こえて麻衣は恥ずかしそうに目を閉じた。

 陸はニヤリと笑うと麻衣の背中に腕を廻してそのまま抱き起こした。

「きゃぁっ」

 向き合うように膝の上に抱えられてより奥へと入り込んできた刺激に麻衣が思わず悲鳴を上げた。

「動いていーい?」

「だめ」

「じゃあこのまま話しようか?」

「えぇ?やーだー」

「んじゃ動くよ?」

 麻衣の腰を掴んで軽く揺すると麻衣は堪らず陸の頭にしがみついた。

「麻衣のおっぱいで窒息しそー」

「もーぅっ!!」

 笑われて麻衣が慌てて体を離すと頬を膨らませながら陸の胸を叩いた。

「このまま死んでもいーくらいすげぇ幸せー」

 陸はそのまま体を後ろに倒して寝転がって目を閉じた。

「そんな事言わないで」

「うん、死なないよ。だって麻衣とまだたくさんしたい事あるから」

「したい事?」

「うん色々ね。でも今は…腰が立たなくなるまでエッチするっ」

「あぁっ!」

 陸が下から一回大きく突き上げると麻衣の口から思わず大きな声が洩れた。

「麻衣…手…」

 陸が両手を差し出すと麻衣は指を絡めて握った。

「体起こして?」

 前屈みになっていた麻衣が恥ずかしそうに体を起こすと陸は麻衣の体をじっくりと眺めた。

「…あんまり見ないで」

「なんで?すごい綺麗だよ…。俺中学生のガキみたい…麻衣の裸見てるだけで何度もイケそう…」

 麻衣の体がうっすら桜色に染まった。

 陸のゆっくりとした腰の動きに合わせるように麻衣の体がゆらゆらと動き始める。

 二人はまた愛で満たされた官能の海へと身を預けた。



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