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『対談 陸×paco』

 2月×日 某所にて

 インタビュアー:paco
 ゲスト:陸、他…


ぱ「こんにちは〜!pacoです。今日は-one-の陸くんに来てもらいました!」

 (拍手)

陸「ご指名ありがとうございます。陸です」

ぱ「さすが-one-の看板ホスト。今日も高そうなスーツですね」

陸「まぁね、仕事着だし…。って何なのそのキャラ…気持ち悪いんだけど」

ぱ「(小声)最初の入りが肝心だからに決まってるじゃない」

陸「って…バレバレだけど」

ぱ「うるさいッ!今日くらい言う事聞きなさいよ」

 睨み合う二人。

陸「まぁいいや、早く終わらせてよ。ってさー何で麻衣は居ないわけ?」

ぱ「今は一緒に出せられませんから」

陸「ハァ?意味分かんないだけどっ!」

ぱ「はいはい。ちゃんとやったらすぐに帰してあげるわよ」

陸「分かったよ!んじゃ早く始めてく・だ・さ・い!」

 再び睨み合う二人。

ぱ「コホンッ!今日は陸くんにこんな質問が届いてます。“りんごさん”から…麻衣さんは普通のOLなのにどうしてホストクラブに通えるんですか?だそうですけど」

陸「それ、俺が答えないとだめなの?」

ぱ「まぁ答えてくれないと成り立たないんで」

陸「あーそう。麻衣の支払いは全部俺が払ってるから。」

ぱ「全部!?ですか?」

陸「麻衣の給料で来れるわけないじゃん。でも俺が麻衣に来て欲しいから全額俺が払ってんの」

ぱ「へぇーーー。それって給料天引き?」

陸「…ねぇ、それって質問と関係ねーじゃん」

 不機嫌そうな顔で睨む陸を見て思わず肩をすくめた。

ぱ「はい、りんごさん分かりましたか?独占欲の強い陸くんが全額支払ってるそーですよー」

陸「なんかいちいちむかつく言い方すんなぁ…」

ぱ「では…次のお便りは…“まりさん”から受験生なんで陸くんから「頑張って」と言って欲しい。だそうです。そう言えば陸くんは受験勉強とかしましたか?」

陸「あー俺は大学行ってないから。でも高校受験は真面目にした記憶があるかなぁ」

ぱ「ずばり勉強は出来る方?」

陸「やれば出来る子!(自信あり気)」

ぱ「出来ない子ほどそー言うもんですよねぇ?」

陸「今、なんか言った?」

 バチバチと火花が飛び散る。

ぱ「はい、じゃあ陸くん“まりさんへ”応援メッセージお願いします」

陸「えーっと…受験勉強大変だよな。でも“まり”なら最後までやれるって俺は信じてるからな?結果出たら教えろよ?“まり”あと少し頑張れ」

ぱ「ありがとうございま…す。あれ?顔赤くないですか?」

陸「なんかすげぇ恥ずかしいんだけど…」

ぱ「ホストのくせに白々しいなぁ…」

陸「うるさいッ!さっさと次行けよ!」

 赤くなった顔を手で仰ぐ陸。

ぱ「えーっと以上ですね。」

陸「もう終わり?俺への質問とかラブレターみたいなのないわけ?」

ぱ「ない、ですね」

陸「それって何気に傷つくんだけど…」

ぱ「そーいう事で陸くんへの質問・苦情が…」

陸「あ゛ぁん?」

ぱ「陸くんへの質問・応援メッセージ…その他何かあればpacoまでメール下さいね」

陸「待ってるから、送ってこいよ?」

ぱ「はい、お疲れ様でした〜!また次回があればお会いしましょう」

 最後だけにこやかに手を振る二人。

 ガチャ−

 ドアが開いて悠斗が顔を出す。

悠「あの…俺ずっと隣の部屋で待ってたんですけど…出番まだですか?」

ぱ「あ…ごめん。終わっちゃっ…た。」

陸「じゃ、おさきーーっす」

悠「り、陸さーん!待って下さいよぉぉぉ」


end


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