誘拐 3
 直人との電話が切れて30分余りたった時、尚隆の携帯電話が鳴り響いた。
 着信は六太となっており、尚隆は慌てふためいて通話ボタンを押した。

『尚隆…、おれ…』
「六太! 無事か?! 今どこだ?! 美凰は?!」

 尚隆の叫び声に、白沢と朱衡が駆け寄ってきた。

『すまねぇ…。今、から、追跡すんだ…。あの、阿選って野郎…』

 うっと泣き咽ぶ六太の声に美凰が誘拐された事を実感し、尚隆は血の気が引いた。

「今どこにいるんだ? 六太?」
『今、高速に乗ったとこ…。おれ、撃たれそうになったとこ、助けてもらった。亦信と香蘭以外のSPは殺られちまってる…。二人とも…、重傷なんだ…。うっ!…』
「六太! 六太、しっかりしろっ! お前も怪我をしているのか?!」
『……』

 耳元に響く呻き声に、尚隆は通話口に向かって吼えた。

『もしもし! 小松尚隆さんですか?』

 六太に代わって電話口に出た聞き覚えのない男の声に、尚隆は身構えた。

「誰だ? 貴様は?」
『突然失礼を。私は国際刑事警察機構の捜査官で青辛と申します。貴方の奥様を誘拐した神宮司阿選ですが、実は我々が4年前から捜査中の、中近東を拠点とした人身売買組織の東洋地域の統括だという事が判明しまして、現在極秘に張り込みをしていた所、偶然この難事に…』
「人身売買組織だと…」

 その言葉に、白沢と朱衡が顔を見合わせたのは言うまでもない。

『詳細は後程…。とにかく、大阪府警には連絡を済ませています。それと気の毒なSPの方々の事ですが、私の部下を二人残してきていますから、直ぐに事後のお手配を…、あっ!』

 青辛と名乗った男の声が途切れ、携帯電話をひったくったのであろう。
 荒い息遣いの香蘭の声が聞こえてきた。

『か、会長…』
「香蘭、お前!」
『申し訳ありません…。亦信を始め、全員…。直人様の配下の者のようです…。今、南港に向かっております…。おそらくは…、小松海運の…』

 そこでうっと呻き声が聞こえ、香蘭を気遣う六太の声が聞こえてきた。

『香蘭、喋るな! おれに代われ…』
「しっかりしろっ! 香蘭っ!」
『私は大丈夫です…。肩を撃たれただけで、急所は外れておりますし…、そ、捜査官に、応急処置をして戴いてます…。それより、美凰様が心配で…』

 気丈な香蘭は涙声で尚隆に詫びた。

「俺もすぐに南港へ向かう。無茶をするな! 香蘭…」
『は…』



〔人身売買組織…、だと?! あの狸爺め! まさか阿選と組んでそんな非道な事を…〕

 一旦電話を切った尚隆は、思い詰めた様子でデスクの足許の隠し引き出しの中から護身用の拳銃を取り出した。
 詰めている弾薬の確認した後、ショルダーホルスターを身体に装着する。
 自衛王国アメリカで過ごしている間に習得した射撃の技術は、米国特殊部隊SWATに勧誘される程のレベルに達していた。
 そして、哀しい事に小松財閥の総帥となった瞬間から、その腕前は尚隆の生活に常に役立っていたのだ。

「会長…」
「止めるなよ、朱衡…。今回ばかりは目こぼしは出来ん。あんな奴と血縁であると考えただけで虫唾が走る。そしてあの阿選と夏蓮だ!」
「会長! どうぞ落ち着いてくださいませ…」

 尚隆は眼を剥いて朱衡を睨みつけた。

「司法があてになるわけがなかろう! 政治はもとより、警察も法律も金を積めば黒を白にする。俺たちが持つ権力とはそういうものだ。正義などあるわけがない。そのことはお前たちが一番よく知っている筈だ!」
「……」
「美凰に指一本でも触れてみろ! 絶対に殺してやる! 六太にはすまんが、唆したあの女も同罪だ!」

 乱暴にジャケットを羽織る尚隆を、朱衡は硬い表情で見守っていた。

「会長、直人様につけている雀からの報告ですぞ。直人様ご所有の国際輸送船がライナー埠頭に昨日から停泊中との事で、次の出発は3日後、サウジアラビアへの出航との事! それと、夏蓮様につけている雀からも…。屈強な男達を数名引き連れて、ホテルを出られたとの事で…、行き先は南港方面かと…」

 うわずった様子の白沢の声に尚隆は頷いた。





 屋上でエンジン音を轟かせているヘリコプターには成笙を始め、一流のSPたちが待機していた。
 そこへ爆風に髪をなびかせながら自分達に近づいてくる小松尚隆の姿を認めた成笙たちは、流石に慌てた。

「成笙、待たせたな!」

 尚隆は軽い身のこなしでヘリコプターに乗り込んだ。

「会長! まさかご一緒に?」
「当たり前だ! 他ならぬ自分の女房の事だぞ! お前達の報告を待ってなどおれるか!」
「……」

 目端の利く成笙は尚隆の脇の下の拳銃を目ざとく確認し、朱衡と白沢に目配せしたが二人は唇を噛み締めて首を振る。
 成笙は溜息を一つつき、傍に居た部下達に万一の際の主の暴走と保護を指示しておいた。

「白沢、朱衡、殺されたSPたちの事を頼むぞ…。出せ! 急げ!」
「会長…、どうぞご無事でお戻りを…」
「……」

 白沢と朱衡の叫び声に、硬い表情の尚隆は返事をしなかった。
 彼の頭の中には、少しも早く美凰を救出する事しかなかったのだ。

〔美凰! 美凰、無事でいてくれ! いや、例えどんなに惨い目に合っていたとしても、決して早まるな! 今すぐに助けに行くぞ!〕

 ドアが閉められ、爆音と共にヘリコプターがゆっくりと舞い上がる…。
 目指すは南港、ライナー埠頭に所有する小松海運の倉庫であった。





〔尚隆さま…、尚隆さま、助けて…〕

 美凰は深い深い意識の谷底から必死になって這いのぼり、ふっと眼を覚ました。
 周囲は真っ暗闇だった。
 まだ意識は夢と現の世界で戸惑っていた美凰は、暫くは身じろぎもせずにぼんやりと仰臥していた。
 鼻孔に微かに残るクロロホルムの残り香が吐き気を催し、美凰はうっと呻いた。
 やがて、意識ははっきりとしてきた。

〔そうだわ! わたくしは、わたくしは阿選さんに!〕

 自分が寝かされていたのは、みすぼらしい鉄パイプのベッドだった。
 がばっと跳ね起きたが途端に眩暈を起こし、ぐったりとうつ伏せになる。
 埃っぽく黴臭いマットレスの悪臭を吸い込み、美凰は激しく咳き込んだ。

「あっ…」

 節々が痛く、阿寒もする…。
 どうやら衝撃の余り、元から丈夫でない身体は高熱を発している様だった。
 美凰はもう一度起き直り、肩で息をしながらそれでも身体中を探って心気を澄ました。
 万に一つ、気絶している間に犯されでもしていたなら、もう生きてはいられなかったからだ。
 幸いなことに悪戯された様な形跡はどこにも見られず、美凰はほっと吐息をつくと同時に、闇に慣れて来た眼を四方に向けた。

〔ここはどこなの?〕

 部屋の大きさは10畳もないだろう。
 コンクリートがむき出しになった壁、灯り取りの小さな窓が天井近くにあるという事は地下室なのか。
 室内はじめじめとしており、自分が横たわっていた黴臭いベッド以外、部屋にあるものと言えば片隅に設置された簡易トイレだけである。

「あっ! そ、そうだわ! ろ、六太! 六太はっ!」

 美凰はふらふらと立ち上がり、ドアに向かって歩こうとして愕然となった。
 左の足首に足枷が嵌められ、重たいベッドに鎖で繋がれているのだ。
 ガチャリと鳴るチェーンの音に美凰は両手で口許を覆い、双眸を見開いてがたがた震えだした。
 その時、ドアの鍵が開く音がし、硬直した美凰の眼の前に嬉しそうに微笑む阿選の姿が現れた。

「眼が覚めたんだね? 可愛い花嫁さん…」
「あっ…」
「着替えを持ってきてあげたんだよ。今から僕達の結婚式なんだから、やっぱりウェディングドレスを着ないとねぇ…」

 阿選はにやにや笑いつつ、手にしている白いベビードールの様な薄い布切れをひらひらと広げながら美凰に近づいてきた。

「や、やめて! 阿選さん! わ、わたくしに近づかないで!」

 美凰はパニックになり、怯えきった様子で後じさると鎖の音を鳴らしながら壁の方へと逃れた。

「抵抗したって無駄だよ! 誰も助けに来やしない。今度こそ僕のものだ…」
「あなた、ど、どうかなさっているわ! わたくしは、ひ、人妻ですのよ…」

 阿選は莫迦にしたようにくくっと笑った。

「聞いたよ。兄貴、君を処女妻のままにしてたんだって? なんとお優しい…。僕が知ってたらあの小松尚隆なんかに調教される以前に、必死になって探したぞ! っていうか、兄貴の事、もっと早く殺してさっさと君をモノにしとくべきだったんだよ…」

 阿選の言葉に美凰が双眸を見開いたのは言うまでもない。

「い、今…、なんて?」

 失言したとばかりに阿選は肩を竦めた。

「ま、今更隠し立てしたってしょうがないか。言った通りさ。君が欲しかったから、兄貴に毒盛ったの。手術が成功して持ち直しかけてただろ。君、とっても喜んでたよねぇ〜 あの時…」
「……」

 そう。
 癌摘出の手術は無事成功し、無茶をしなければ3年から5年は寿命が延びた筈だと執刀医から経過を聞かされていた美凰と隼人は、安堵と喜びに互いの手を握り合ったのだ。

「あ、あなたが…、隼人さんを、こ、殺したというの?!」

 阿選は顔を顰めた。

「仕方ないだろう! どうしても君が欲しかったんだもの! 君が兄貴に知らん顔して素直に僕の女になっていてくれれば、別に殺す必要なんかなかったさ。どうせ不治の病だったんだからその内死んでくれたし…。突き詰めて言えば君が殺したも同然さ! 君の美しさが、僕を犯罪に迷わせたってわけ…」
「そんな! お、お母様が違うとはいえ、あなたは、ご、ご自分のお、お兄さまを…」

 美凰の頬に滂沱の涙が流れ落ちた。
 なんという事だろう。
 異母兄とはいえ、血の繋がった兄弟である。
 ましてや隼人は、人畜無害の本当に心優しい紳士だった。
 阿選は自らの欲望の罪を、美凰のせいにしようとしている。
 そのことが解っていながら、それでも美凰は己自身を責めずにはいられなかった。

〔もし、わたくしが…、隼人さんの同情を受け入れて結婚しなければ、あの方はまだ生きておいでだったかも知れない…。そして…〕

 高熱の為に朦朧となり始めた美凰は、ゆっくりと至近距離に近づいてきた阿選に向かって息を喘がせながら小さく悲鳴をあげた。

「あ…、いやです…。来ないで…」
「熱があるの? 苦しい? でも許してあげないよ。僕は4年も待たされたんだからね。とにかく今から終日は君の身体をたっぷり楽しませてもらうから…。直人君とか夏蓮の雌豚が色々煩いけど、君だけは僕のものだよ。もう二度とあんな傲慢男に抱かせやしない!」
「……」

 美凰は恐怖に顫えながら、よろけつつ後じさった。
 纏い付くような卑猥な目つきは、獲物を追い込むようにじわじわと美凰を搦めとってゆく。

「寄らないで! お願い、近寄らないで!」

 心臓が止まってしまいそうな程の恐怖に、美凰は全身を強張らせて壁に縋りついた。
 鎖が長さが限界で、もうこれ以上は逃れられない。
 追いつめられた美凰の白い繊手を、阿選はがっちりと掴み締めた…。

「あっ! いやっ!」
「美凰っ! ああ、可愛い美凰!」
「いやっ! 離してっ!」

 美凰は夢中で阿選を突きのけようと身もがいたが、欲望に満ちた男の力に敵う筈もない。
 後ろ手に腕を捩り上げられた瞬間、背中の傷を激痛が貫いたが構ってはいられなかった。

「ううっ!」
「うっふっふふふ。そんなに抵抗しちゃ駄目だよ。僕にはサディズムの趣味はないし、極めてノーマルなSEXが大好きなんだから。でもあんまりいう事を聞かない駄々っ子ちゃんを続けて僕を怒らせたら、雌奴隷の部屋に放り込んで大勢の男達に一杯お仕置きさせちゃうからね。そんなことになったら僕は嫉妬で気が狂ってしまうかもしれない…。だからいい子で僕とのSEXを楽しむんだ。僕だけとだよ。いいね?!」
「や、やめてっ! 離して!」
 
 阿選が何を言っているのかさっぱり解らない。
 美凰はおぞけがする抱擁から逃れようと必死で暴れた。
 涙があとからあとから零れ落ちる。

「あなたっ! 尚隆さまっ! 助けてっ! 尚隆さまぁ!」

 美凰の唇から尚隆の名前が叫ばれた瞬間、柔和だった阿選の顔が突然、恐ろしい夜叉の様な顔に変貌した。

「いい加減にしろっ! あんな男に助けを求めるとはっ!」

 阿選の平手が美凰の青白い頬に二度、三度飛んで鋭い音が鳴った。
 力一杯殴られてぐったりとなった美凰は、乱暴にベッドに放り出された。

「あんな男より俺の方がいいって事を思い知らせてやるぞ! まったく! 餓鬼まで孕みやがって! 天使の様なお綺麗な顔をしてもやるこたぁやってたんだよなぁ! あの男にヤラれまくってお姫様もヒィヒィ腰遣ってたのかよっ! この阿選様のお許しもなく、あんな下衆な男と結婚して、たっぷり中出しされちゃったってのか?! ええっ! このすべたがよぅ!」
「……」

 口汚い暴言に、美凰は恐怖の余り言葉も出なかった。
 阿選は狂気のような情欲をぎたつかせ、美凰の身体にのしかかるとワンピースを一気に引き裂いた。

「いやっ! いやぁぁぁ!」
「今日こそ俺様のものをたっぷり銜えさせてやる! 奴の事なんか忘却の彼方だ!」

 美しいチョコレート色のキャミソールをびりびり破ると、同色のレースのブラジャーとショーツが男の眼に曝される。
 美凰は両手で胸を庇い、膝頭を硬く合わせて男の暴力から逃れようと必死にもがいている。

「清純なお姫様ワンピースの下は随分艶かしいスタイルじゃないの?! ガーターベルトだって! あいつの為のドレスアップってわけか!」
「いやっ! 触らないで! 離してっ!」

 激しい嫉妬に駆り立てられた阿選は、美凰の腕を押さえつけると荒々しくブラジャーを引きむしった。
 豊満な美しい乳房が露わにされ、美凰はか細い悲鳴を上げた。
 必死に乳房を守ろうとしたが、阿選は素早くその一顆をわし掴みにし、嫌悪の表情で自分を拒んでいる女の顔を覗き込んだ。

「ひゅーっ! 美乳AV女優も顔負けじゃねぇか! 想像以上だぜ! ああ、いよいよ俺のものだぞ!」

 阿選は嬉しそうにそう呟き、ふっくらと盛り上がった雪色の丘陵に顔を埋め、ほくそえみながら憧れ続けた乳房を強くゆっくり揉みしだく。

「やめて…、やめて…」

 か細い抵抗も虚しいばかりだ。
 淡い桃色の乳暈が、みるみるうちに美しいピンク色に収縮していく。

「なんて綺麗で美味しそうな乳首なんだ! おい、美凰! あの小松の野郎に何度この乳首をしゃぶらせたんだ? えっ? 何度舐めさせて、吸わせて、咬ませたんだよっ! ええっ!」

 淫らな言葉を呟きつつ、阿選は垂涎の表情で噛みちぎる様な勢いのまま美しい乳首を口腔に含んだ。

「いやぁぁぁっ! 尚隆さまぁぁぁっ!」
「うるせぇぞ! 人が折角気分よく楽しんでるってのに! 他の男の名前なんか呼ぶんじゃねぇ!」

 再び顔を往復で平手打ちされ、阿選の手入れされた美しい爪が花顔の頬に傷をつけて血を流させた。
 美凰は悲痛な声を上げて嗚咽し、渾身の力を奮って身もがいたが最早なんの役にも立たなかった。
 尚隆だけのものである乳房を嬲られ、全身におぞけが走る。
 もう駄目だと美凰は絶望した。
 脳裡に、愛する男の秀麗な面影が、低く優しい声が、温かい身体が、激しく情熱的な愛撫が走馬灯のように蘇り、黒曜石の双眸にどっと涙が溢れた。

〔尚隆さま! 美凰は、美凰はあなたを愛しています…。あなただけを! こんなけだものの思いのままにされるくらいなら、いっそ!〕

 身を硬くして抵抗し、下半身を護り続ける白い柔肌を虫が這うように阿選の指が楽しむ。
 犯される前に死んでしまわねば、愛する尚隆に申し訳が立たなかった。
 美凰が歯と歯の間に舌を入れようとした瞬間、臍の窪みを舐めまわしながらショーツに手をかけていた阿選は顔をあげてにやりと嘲笑った。

「おっと! 危ない危ない! 時代劇やドラマじゃないんだからな!」

 そう言うと、阿選は隆起した双の乳房をぎゅっと揉み上げた。

「ああっ! やめてぇぇぇ! あうっ!」

 いやいやと仰け反った美凰の口が開いた瞬間、すかさず阿選は持参してきた白いベビードールの布切れを呻いている口に押し込んだ。

「うっ! ううっ!」

「あーあ。折角の花嫁衣裳なのに…。変な気を起こすからレイププレーになっちゃうんだぜ! 大人しくしてろよ!」

 自殺しようとしたのを敏感に感じ取られた美凰は先手を打たれ、もうなす術がなかった。

〔尚隆さま! 助けてっ! お願いっ! 尚隆さま!〕

 激しくもがく女体の柔らかな感触を楽しみながら、阿選は淫猥な笑みを刷きつつ乱暴に美凰のショーツを剥ぎ取った。
 足枷の鎖がガチャガチャと耳障りな音を響かせる。

「なんて素晴らしい! さてと…、たっぷり楽しませて貰うぜ! 淫乱に調教されたお姫様!」
「……」 

 全裸にした真珠の女体をうっとりと眺めやり、阿選は満面に喜色を浮かべながら美凰の上に覆いかぶさっていった。

_88/95
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