管理人の悪口なんて言ってる場合じゃなかった…





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ルルル、ヒロインを極める
歌声を探して2





このサイトの連載『歌声を探して』のヒロイン夢玻さんのプルフィールを一通り把握して、そして本編に目を通して、神威団長が一言。


「文面が見れたもんじゃないネ」

「…わたしたちより先輩な作品みたいですしね」

「それにしたって最初の方はひどいよ。まだ阿伏兎の始末書読んでた方が楽しいネ」

「言いすぎです」


今回のヒロインを磨くという企画はあたしのためにある企画で、あたしが頑張らなくちゃいけないものなのに、神威団長が何故か付き合ってくれる雰囲気だ。心強い。


「…確かにこの夢玻さんは、ヒロインとしてのオプションたくさん持ってますね…」

「うーん、でも不便そうだよ。喋れないなんてさ」

「確かに…それでも必死に葛藤と戦ってる姿が素敵なんでしょうねー」

「ふーん、でも雛だって喋れなくなりたいわけじゃないでしょ?」

「それは確かに嫌です。うーん、この頑張ってるとこ見習えばいいんですかね?」

「えー、雛けっこう頑張ってると俺思うけどねぇ」


まさかの言葉に顔が熱くなった。


「あ、ありがとうございます」

「うーん、一回会ってみたいなぁ」

「夢玻さんに?」

「そう。そんでどんなとこが魅力的なのか直に感じてみたいよね。だって喋れないなんてさ、ただ面倒なだけに思うけど、それでもあのお侍さんとかウチの妹はさ、彼女に惹かれてるんでしょ?」

「…」

「やっぱ会ってみないと分かんないと思うよ?」

「ごもっともですね。でも、きっと銀さんたち嫌がるだろうなぁ…」

「夢玻って子も嫌がりそうだね」

「…人見知り激しいみたいですしね…」

「俺たちあの人たちの敵だもんね」

「うーん…」

「…」

「…」

「…」

「次のヒロイン見てみようか」

「…そうですね」





これは設定の問題であって

雛にどうこう出来るもんじゃない。
↑兄貴の判断





20100204白椿


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