「ちぇ、面白くないの」
「…でも普通に考えてやっぱゆひろさまに迷惑ですよ」
Thanks.300000
ルルル、ヒロインを極める
高杉連載2
神威団長はつまんねぇつまんねぇと言いつつも高杉連載の資料に再び目を通し始めた。そんで、ヒロインについて分析を始める。
「結論から言うと雛には無理だよネ」
「え、何がですか…?」
「このヒロインちゃんを参考にすること」
「何でですか?」
「このヒロインちゃんの特徴だけどさ、」
「はい」
「すっごい天然で抜けてるってとこでしょ?」
「…まぁ確かに」
「この発言の面白さとか行動の奇抜さとか、言うなれば彼女の天賦の才なわけだよ」
「うんうん」
「これはどう見習ったってしょうがない」
「…」
「後は、無駄に勇気あるとことかも特徴だけど、無駄に勇気あるのは雛もだしネ」
「む、無駄って…」
「うん、このヒロインちゃん、天然記念物だネ」
「天然記念物…」
「もう俺たちの踏み込める領域じゃない」
「…」
「俺も彼女には敬服するヨ。ここまで天然を極めるのも難しいからネ。こういう奴が実は戦場で一番しぶとく生き残ったりするんだよなぁ」
「…」
「というわけで、このヒロインちゃんと孝太くんの子供はきっと最強だと思うんだ。だから二人を結婚させよう」
「は?」
「そうなるようにゆひろさまにお願いに行くよ、スーツスーツ」
「いや、でも」
「ほら、早く雛も準備準備」
「は、はい」
デジャヴ
だからそれはダメだっつーの
20100208白椿
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