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「ロイドくーんっ俺さまからプレゼントがありまーす♪」
「え?」
その日は,俺の誕生日やクリスマスや,特別何かあった日と言う訳でも何も無かった。
ゼロスの事だから恋人同士になった記念の日とか?
いや,違うよな…
「いきなり何のプレゼントなんだ?」
「まあまあ♪はい,どーぞ!」
「あ,ありがとうゼロス…開けて良いのか?」
「もちろんよ」
何だろう…内心ドキドキ。
赤いリボンを外して,フタを開けた。
中に入っていたものは…
「…ゼロスの…人形…?」
「うんうん!ほら,今日みたいに毎回俺さまとロイドくんが同じ部屋になるとは限らないじゃない!だからロイドくんが寝る時に俺さまが恋しくなると思ってよ,その人形を俺さまだと思って…」
「…これって燃えるゴミかなぁ」
「ちょっハニー!?」
「冗談だ,ちゃんと使ってやるよ」
「ロイドくん…///」
「剣の稽古に」
「はにぃぃぃぃぃ!!!!」


人形ズタズタにする気!?ロイドくんひどい!でもそんなロイドくんが好きだぁぁ!とかなんとか言いながらゼロスは自分の部屋に戻っていった。
ああ…何だかんだで受け取ってしまった…
しかし自分の人形を作るなんて悪趣味だなぁ…
まぁ,ゼロスが折角くれたんだし,大事にしようと思う…///

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