「ボリス、あたっているぞ」

「…あんたが誘惑するからだよ」

「ふん、しょうがないやつだ」

簡単な会話を交わして、俺たちはベッドに向かう。

縁に腰掛けた俺の腿に膝立ちのユーリが乗り上げるのが先か、互いの服を脱がしにかかる二対の腕が交差するのが先か。

今までに重ねた数を反映するかのようにすみやかに、2日ぶりの、夜に沈んでいく。






こうして、求め合う日がくるなんて、

あの頃は、夢にも思わなかったけれど。






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