そんな1日
遊星編1の続き
あれから遊星がドのつくMだと言うことが解ってしまった(あまり知りたくなかった)。
それからと言うもの俺はどうやって遊星を悦ばせるかを考え、言葉責め・体罰・放置プレイ等を試してみた(一番悦んだのは体罰だった)
今回はデュエル中によるもので悦ばせようと思った訳だ。
アイテムの自販機で出てきたデュエル中の衝撃を増大させる……なんだったか忘れた。まぁそれを使う事にした。
「小波、これは…?」
例のアイテムを遊星の首・二の腕・太股につける。良い眺めだ
「あぁ、これは遊星が悦ぶものだよ」
にたり。と笑ってやると悟ったのか頬を赤らめ、びくりとした
「さ、デュエルしようか」
好きに攻撃していいぞ。と言ってモンスターと一枚、魔法・罠カードを伏せ、ターンの終了を告げる
もちろん俺は怪しげなアイテムはつけていない。
「っ、俺のターン!」
遊星のプレイは見事だと思うし実際そうだ。フィールドにはすでにスターダストとジャンクアーチャーが並んでいた。
「スターダストドラゴン、伏せモンスターに攻撃だ!!」
スターダストが音波を放とうとする前に伏せて置いたカードを発動する。
「速攻魔法、発動!収縮!!もちろん対象はスターダストだ」
攻撃力を削らされたスターダストの攻撃は止まらず俺の伏せカードに攻撃をする
が、
「アステカの石像!?」
そう、伏せたのはコイツ。守備2000で反射ダメージを倍にして返す効果持ちの優れもの
「さ、反射ダメージを喰らいな」
「うわあぁああぁっ」
例のもののおかげで相当な衝撃をモロに喰う遊星に笑みと震えが止まらなかった
俺も毒されたみたいだ
「はっ…ぁ、あぁっ……」
「ははっ痛いのに喘いで、救いようがないな」
膝を地につき痛みに震えている遊星を見下す。
「聞けば遊星は今までムショでこれに似た様なデュエルやアキの具現化したモンスターの攻撃を受けたそうじゃないか
その時も今みたく感じていたんじゃないか?」
「っ、そんなことはない!!」
遊星が大きな声を出すものだからびくりと肩を震わせてしまった
「俺が痛みに感じているのは、小波…だからだ。」
「遊星…」
きゅんとしてしまった。不意討ちすぎる
まさかそんな男を喜ばす事を言ってくれるとは
「嬉しいなぁ遊星。それじゃあお返しにもっと痛くしてやらないとな」
俺は有言実行だ。遊星のスターダストドラゴンを除外した後、ジャンクアーチャーも破壊し、遊星のフィールドに攻撃力が低いモンスターのみの時に罠カード『バトルマニア』でアステカに攻撃させ、牙城のガーディアンを3枚手札から捨て守備力を上げ遊星のLPを0 にした
遊星も流石に衝撃が強すぎたのか腰が立たなくなり俺が背負って帰る事にした。
「小波すまない…」
「あぁ、いいって気にすんな」
ちょっとやり過ぎた節があったので罪悪感を感じ遊星がうつぶせのままで、立ち上がらなかった時に少し涙目になっていた
…遊星がうつぶせでよかったものだ
「また明日も何か新しいプレイ考えないとな」
「……」
無言でもぞもぞと動いているあたり照れているのだろう
それがかわいくて、くくくと忍び笑いをすると耳をあり得ない力で引っ張られ、それに巻き込まれた髪の毛数本が亡くなられてしまった。
そんな1日
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