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隕石が落ちたと言われているシティ郊外のクレーター。白の凹凸のある二人組は見られなかった

「どこにいる、イリアステル!?約束どおり、やって来たぞ!」

呼び出しといてほったらかしかよ。いや、本当に罠かも。と思った俺の考えにはんして、ここに俺たちを呼び出したやつらがいた

「…ここだ。待っていたぞ遊星、小波」

「へえ、ホントに来たんだ。罠だって気づかなかった?もしかして、ホントのバカ?」


「イリアステルの目的は、未来を変える事だと言ったな?どういう意味なのか、聞かせてもらおう」


「ちっ、僕を無視しやがって」

「大丈夫、君らがいなくて一瞬罠かと思ってたから。それはそうと、気が向いたらでいいから今度カードパックでも買いに行かないか?(ルチたんマジ萌えるんだけど。ハァハァ)」

拗ねてるルチアーノがかわいすぎて空気を読まない発言(失言)をしてしまって、イリアステルの二人を含め、遊星にまで白い目で見られてしまった

……もう黙ろう…


「…バカに説明するのは面倒なんだけど。まあ、いっか…どうせ、リーダーの仕事だし」

「聞かせてやるとも、遊星。お前にはその資格があるからな。
イリアステルとは、世界の歴史を修正する組織。その成り立ちは遥か古代にまで遡り、世界のあらゆる領域に影響を及ぼす。

我らは人間たちが愚かな道を進もうとする度に正しい道へと導いてきた」


「つまり、それが歴史の修正…?」

「そうだ。だが…どれほど修正を加えても、避けきれぬ未来があった。お前の父、不動博士が発明したモーメント。それによってもたらされる大いなる災いだ」

さくさく話が進む、進む。俺が口を閉じとけばこんなにも話しってのも進むもんなんだな。…悲しい


「僕ら、モーメントをぶっ壊そうとしたんだけどねえ」


「…!ゼロ・リバースを引き起こしたのは、やはり…!」

「そのとおり…しかし、それで歴史からモーメントの存在そのものが消えたわけではなかった」

「一度壊したくらいじゃ、ダメだったね」

「そこで我らは、この世界に新たな修正を加える事にした」

「この上、まだ何かを…いったい何を企んでいる!?」






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