07






「お嬢!」

マルコメさんに置いて行かれた…
突然のことに未だ呆然としながらこれからどうするべきか頭の隅で考える。

いや、なに。どうするべきかって。
そんなの一つに決まってるじゃないか。


「…お嬢?」

わあっ!!

な、なに?!真後ろに誰かが!!



「あ…れ、ひ、平岡さん…?(だったっけ)」

「こんなトコに突っ立ってどうされたんですか」

「えっ、いやこれは…その…」

振り返るとそこで中腰で膝に手を置いて頭を下げていたのは、確か上村さんのところの組員の方、平岡さんだった。赤いシャツにサングラス、細身だけどお馴染みのコワモテ。でも私が知る限り気さくな人で、この状況で現れたのが彼で少しホッとした。

…本来ホッとするような相手じゃないんだけど、私もいよいよおかしくなってきてるのか。


「ひ、平岡さんは…どうしてここに?」

「オレは用事でこっちに出ててその帰りでして、そしたら偶然お嬢を見かけたんで」

「…そうなんですか」

「お嬢は帰られるトコだったんですか?」

「あ、まぁ…そんなところです」


そうそう。もうさ、帰ろう。

せっかく命を削る覚悟をしたというのにまさかの逃亡でバックれられた悲しさを胸にさ…
いや真面目に言うと、ちょっとショックだったよマルコメさん。いいヤツって言ってくれたじゃんか!泣いてくれたじゃんか!

…ま、いいや。現実はそんなモンだよね。


「お嬢…何かお疲れみたいですが、大丈夫ですか?具合でも悪いとか?」

うーん…優しさが染みるなぁ。
しょうもないことだって分かってるのに気持ちは意外と落ち込んでて、その優しさが嬉しいのと心苦しいのと。ちょっと目頭が熱くなる。


「だ、大丈夫です!しばらく歩き回ってたんでちょっと疲れただけで…」

「じゃあそこの茶店で休憩していきましょうか?コーヒーでも飲んで帰りましょう。オレ送りますんで」

うん、ちょっとだけ。
そのお気遣いに甘えてもいいの…かな??





ー数十分後。

カランカラン…

『ありがとうございました〜』

お店を出て細い暗がりの階段を下って地上に出ると、車の走る音や生活の音が一気に耳に入ってくる。あ、もう月が出てる…いつの間にか夜になったんだ。

…何かもうよく分からないほどに色々あったけど、とりあえず。


「平岡さん、ありがとうございました」

ちょっと時間を置いたおかげで気分転換にもなったし冷静になれたから。…少々誤算はあったにしろ。

そう言って軽く頭を下げると、平岡さんは少し目を見開いて困ったような顔をした。

「頭を上げてください。むしろオレの方が謝らなきゃいけねーって話ですよ、こりゃオヤジに知られたらドヤされるどころか…」

「え?」

「いや何でも!さ、帰りましょうか」

少し歪んだ口元が特徴の彼は、薄く笑ってゆっくりと私の前を歩き出す。


ーうん、もういいじゃない。帰ろう。

そう自分にいい聞かせつつも、私の足は動かない。思わず帰り道と反対方向を…さっきマルコメさんが走って行った方を見つめる。


「…お嬢?どうかされました?」

「…あ、いやその…」


もしかしたら未だに彼は辿り着けてないかもしれない、また冷たい扱いをされて途方に暮れてるんじゃないか。…いや、私は置いて行かれたんだよ?そんなこと気にする必要なんかないじゃない。そうだよ、そう!

………まったく、優柔不断だなぁもう。



「君、いいヤツだな!」

「オレ別に君のコト全然知らねーけどよ、もっと自信持っていいと思うぞ!さっきだってホラ、怖い思いするって分かってて一緒に行くって意気込んでさ、スゲー勇敢だったじゃねーか!」

「な?君のおかげだろ?」



………ああ、もう!どうにでもなれっ!



「…平岡さん!」

「はい?」

「私、帰りは一人で大丈夫なので…先に行っててもらえないでしょうか?」

「えっ?お嬢、どこへ行かれるおつもりで?」

私はまだマルコメさんに、彼に、一言伝えたいことがある。もしこのまま二度と会えないのだとして…今を逃したらきっと後悔する。


「ちょっとどうしても気になることがあって…まだ帰れないんです」

それに野垂れ死にされたら後味悪いもん。
いや、あの人は殺しても死ななさそうだけど。

あれ?私いつからこんな物騒な物言いするようになったんだろう??

…笑えないなぁ、順応性は低いはずなのに。







「ハァ……い、いた…」

そうして私はアテもなくマルコメさんを探しながら走り回った。一人で行かせるわけにはいかないと、深く理由を追求せずについて来てくれた平岡さんには申し訳ない気持ちでいっぱいだ。でも何故か″あのボウズのガキですか?″って心当たりがあるような言い方だったけど、まぁそれはいい。

もしかしたら粘って探し回ってるうちに、目的地の近くまで来たんじゃないかっていう予想は吉と出た。

ー彼はそこに居た。

街灯でぼんやりと照らされたその道沿いに、電柱の影に、疲れ果てたのか眠ってしまってるらしきその姿があったのだ。


「………………」

「………………」

「…こりゃ、寝てますね」

「…ですね」

平岡さんと私、二人でその顔を覗き込んでも、気配を感じ取ることもなく規則的な寝息を立てている彼。

今時いくら男の子とは言え道端で寝るかなフツー…鞄の中身だっていくらか貴重品入ってるでしょうよ。最悪、野宿するつもりだったのか。

本 格 的 に 野 生 を 疑 う


…よし、見つけたことだしまず起こそうか。

「あのー…すみません、ちょっと、あの、お兄さん?」

「………zzz」

「も、もしもーし?お兄さーん?」

「………zzz」

「…あーもうダメだっ。マルコメさん!起きてくださいよ!起きないと鞄の中物色しますよ!変なモノ入ってたら没収ですよっマルコメさんっ!

「…………(マルコメさん…)」

「………んん?」


お、反応があったぞ!
後ろで平岡さんが少し呆れ気味に私を見てることなんて気づかなかったけど、それは置いておいて、あともう一押しだ。


「マルコ」「どーもお嬢さん、また会ったな」

……………。

「マル」「無視か?」

…………。

「マ」「ほぉ、いい度胸じゃねーか」

………こ、ここ、こ の 声 は


う、うううっ梅星さんっ?!!

ぎゃあぁぁあ!で、出たぁぁぁあ!!

「バウッ!」

………え?

「のわぁぁぁぁあ!!う、梅星さんがっ!犬に!犬になってるぅぅう!犬だったんですか!キツネの化かしですかっ?!」

「…バウッ?」

「…何言ってんだそこのお嬢さんは」

「お嬢、その犬は梅星さんの愛犬のデニーロちゃんですよ」

いや、だって。
今この世で一番会うことを恐れてた梅星さんの声がしてビビってビビりまくってやっと振り返った挙句、目の前には確かに梅星さんを擬犬化?したようなコワモテのお犬様が…!!

…っていうか一つ、いや二つツッコみたい。

デニーロちゃんって。″ちゃん″って。このお犬様メスなの?!わっかんねぇぇぇええ奥が深けぇぇぇぇえ

そしてそれより何より平岡さん。
あなたのその身なりで、″ちゃん″って。

ギ ャ ッ プ 萌 え か よ



「平岡くん、どうもな!久しぶりだな」

「ええ、こんばんは。ご無沙汰してます」

「一つ言っとくが、こいつはデニーロじゃねー。デ・ニーロな!」

激しくどうでもいい(ボソッ)

「お嬢さん今何か言ったか?」

「なっ、なな、何も!!」


なーんで会っちゃったかな、もう。

どうやら梅星さんはこのお犬様…えーと、デニーロ(わずかな抵抗)の散歩の帰りだったらしくたまたまここを通ったら私たちの姿が見えたと。

マルコメさんの前にしゃがんだまま平岡さんと梅星さんの話を聞いてた私は、おもむろに立ち上がる。そうするとすぐさま今度は梅星さんが未だ寝てる彼の元に寄ってって…

っていうか私さっきそれなりに取り乱して騒いだはずなんだけどな、そんな中起きないとはツワモノだ。



「おいコラッ!ボウズ!おいっ!」

梅星さんが至近距離で声を掛けるとその迫力によるものなのか、彼は目を覚ました。こればっかりはさすがというべき…なの、かな。

そしてデニーロに驚いて後ずさってますが。
茶番?茶番なのかこれは??

っていうか

私 と ま る っ き り 同 じ 反 応 や な い か



「…ん?あっ!き、君はさっきの!」

「なんだ?お嬢さんこいつと知り合いか?」

「…ちょっといいですか、梅星さん」

この人にもう一度会えたら一言伝えたい。
そんなドラマチックなこと言ったけど、今私の中に渦巻いてるのはもっと違う。全然違う。

強いて言うなら、苛立ちだ。

私はマルコメさんの前に立ちはだかるようにしてしゃがんだままの彼を見下ろす。


「どうも、生きててよかったですね。だけどどうして急に居なくなったりしたんですか。私は言いましたよね?あなたをちゃんと道案内するって。あなたはそれを望んでたんじゃないんですか。人にものを頼んでおいて何も言わずにその相手を放置して消えるとか、信じられないです。私は別にいいヤツでも何でもないしあなたが野垂れ死にしようと勝手なんですけど、とにかくちょっとショックでした。それだけ言わせてもらいたくて!じゃ、せいぜいお元気でっ」

なに寝ぼけた顔してんじゃヘラヘラ笑って「さっきの!」じゃねーぞこんにゃろう


ってところまで言いたかったけどさすがにこれは飲み込んでおく。しかし自分が自分じゃないみたいだ。私ってキレると饒舌になるらしいね。ははは。

ふぅ、スッキリ。


「…………………」

「…………………」

「…………………」

言葉のまんま目が点になってる3人(+1匹)を放置して私は踵を返す。


「おっ、お嬢!お待ちください!」

平岡さんはともかく、あとの2人にはきっともう会うことはない。だからどんなに失礼な態度に思われようが構わない。もうそんなこと気にしてられるかっていうのよ!ふん!

そもそもマルコメさんに関してはこれくらい当然の仕打ちだ!そうだそうだっっ






「………………」

「平岡くん、行ってやんな」

梅星の気遣うような言葉に頷きながら、平岡は少し迷いながら静かに口を開いた。

「…梅星さんはご存知かと思いますが、オヤジからお嬢を頼まれてたのはオレでして。お嬢はああ言ってましたけど、まだ大してこの辺のこと知らねーのにずっと走り回ってそこのボウズのこと探してたんですよ」

「……そーだったのか…」

そこのボウズ、もとい花の呟くようなそれは平岡に対する返答ではなく独り言のように小さく、夜のひんやりした空気に溶けていく。


「なるほどな、何となく話は分かった。お嬢さんの言い分聞きゃあ、な」

眉を下げて薄く笑う梅星の表情はどこか優しげで。チラリと花を見やると明らかに落ち込んだ様子の彼がいて、不思議と叱るような気分にはならなかった。

こいつにも恐らく事情があんだろう、そう思ったのだ。


「…はい。じゃあオレも失礼します」

「おう、またな!」

あとはよろしくお願いします、とでも言うように最後にもう一度深く頭を下げて彼女の後を小走りで追う平岡。それを見送り一つ深呼吸をして、それから。


「花、行くぞ」

「……は、はいっ」

思わずフッと笑いがこぼれる。
こいつにゃまだ会ったばっかりだってーのに、きっと本来底抜けに明るくて何かと分かりやすいヤツなんだろう、と容易に想像できる。落ち込む姿がまぁ似合わねーヤローだ。



「で?あのお嬢さんに弁解して納得してもらえるよーなそれなりの事情があんだろ?」

「……梅星さん…」

「…うちのガキどもは全員マサやんって呼ぶ」

「あっ、はい!マサやん!」

「ま、彼女はああ見えて頑固そうだからよ。話して許してもらえるかどーかは分からんがな」

「…たぶん、言い訳にしか聞こえねーと思います」

「言い訳だって立派なワケだろーが。オメーにも言い分があるならそれを発する権利はあるハズだぜ。向こうにはけちょんけちょんに言われてんだからよ」

「ハ、ハハハ…けちょんけちょん…」

力なく苦笑いする花に、梅星はそれ以上何も言わなかった。何か言いたきゃ言うだろう、と思ってそれを待つことにしたのだ。




「オレ、目が良いんスよ」

「あ?」

少し経って再び口を開いたと思ったら一体何の自慢話を始めようというのか。梅星は怪訝な表情で彼を一瞥したが、きっと意味のある発言なのだろうと見越して黙って続きを促す。

「今みたいに暗いトコでも、っつーか夜でも4.0はあるんス!昼間なんか6.0!人より色んなものやずーっと先のものも見える!」

「………………」

これがただの自慢話で終わったら一発殴ってやろうと密かに決意する梅星。

「だからあの子も当然あの時気づかなかったんだろーけど、俺には見えたんスよ。オレらが居たトコの120mくらい先で腰の曲がったバアちゃんが引ったくりに遭ってて…」

「………………」

瞬時に距離まで推定できるコイツはどんなトコで育ってきたんだ?と主旨とは関係ない部分が気になりつつも、ようやく話し出した花の″言い訳″に耳を傾ける。

「その勢いで横断歩道ギリギリのトコで転んだんです。その犯人は猛スピードで逃げたから街中歩いてた人にも容赦なくぶつかってって、ちょっとした騒ぎになってたから誰もバアちゃんに気づかなくて」

「ああ、それで?」

「ほっといたら車に轢かれちまうかも!…そう思ったら居ても立っても居られなくて…」

「助けに行った、そーいうコトだな?」

梅星の言葉に花は静かに頷いた。

「とりあえずバアちゃん立てそうになかったからおぶって、ついでに引ったくり犯もとっ捕まえてケーサツに突き出してきたんスよ。表彰が何とかとか言われたけど…腹減ってて待ってらんなくて」

「ハッハッハ!大したヤローだな!」

さも当たり前かのように言う花は、根っからまっすぐで優しい心の持ち主なのだろう。それは他人に評価されることに価値を見出しているのではなく、むしろ何も考えていないのだ。

コイツにとってきっと、優しさは当たり前なのだ。


「バアちゃんを家まで送ってあげて、そしたらミカン大量にくれて!それ食ってひとまず腹ごしらえして出たら、もうすっかり夜で」

「そんで再びウチを探し回ってたら力尽きてあそこで寝てた、そんなトコか」

だからこそ人の優しさや厚意には誰よりも敏感で、それを無碍にすることはコイツにとってはあってはならないことで。

…そんな感じがするもんなぁ、この花ってヤツは。恐らくその予想は大きくハズレてはいねーだろう、と梅星は思う。

「そう、そうっス!マサやんすげー!エスパーっスか?!」

「…そーかそーか。聞いて安心したぜ」

「えっ?」

「ウソみてーに出来すぎてる言い訳だけどよ、そんなんウソで言うヤツ今時いねーわな!オメーみてーにバカ正直そうなヤツの場合尚更、信憑性があるってモンだ」

「ウソじゃねーっスよ!なんなら今からケーサツ行って表彰状貰ってきましょーか?!」

「ハハハッ、冗談だ。正直者かウソつきか、年とってくるとな、顔を見りゃそれとなく分かる」

「はぁ…信じてもらえたんならいいっスけど」

そんな性格じゃあよ、そりゃ落ち込むさ。


気が済んだのか小さくため息をついて伸びをし始める花。コイツのことはまだよく知らねーが…まぁさっきのお嬢さんのキレッキレの説教は相当堪えてるみてーだな。それは間違いねーだろう。まったく分かりやすい顔してやがる。

梅星は軽く笑いながら、少し前方を歩く花を見る。

…っちゅーかコイツ道知らんクセに先歩いてどーすんだ、アホか。ま、アホなんだろーな。



「簡単なコトだ」

「…?」

「それをそのまんま同じよーに話してみりゃいいじゃねーか」

「えっ?」

「納得してもらえるかどーかなんざ考えんな!そもそもそんな理由、オメーくらいしか通用しねーよ!」

そう言われて、花は一瞬何かを考え込むような仕草をしてから梅星の方へ向き直る。

「…オレ、よく分かんないんスけど。あの子とは初対面だったしもーいいんじゃねーか、とも思ったんスけど」

「けど?」

「けどやっぱ、一言謝りてーなって!」

その時の花の顔は、迷いが無くなったとでも言うようなスッキリした笑顔だった。

いいツラしやがるじゃねーか。
それを見て、梅星も思わず笑い返したそうな。


間違ったコトしよーとしてしたら殴ってでも蹴ってでも止めるが、そうじゃねーんだ。したいようにすりゃいいんだよ。(後悔ほどつまらねーモノはないさ!)







「ところで」

「ん?」

「さっきの赤い服の人ってあの子のお父さんっスか?」

「オメーにはアレが親父に見えたのか?」

「それが実はオレ…あの子と歩いてたときに前方からあの人がジーッとこっちを見てたのに気付いちまって。電柱に隠れてですよ!そしたらさっき2人が一緒に居たからビックリっスよ!」

「だからって親父ってコトはねーだろ(…平岡くんに尾行は向いてねーらしいな)」

「いや、ソクバクが激しい恋人か?とも考えたんすよ!けどソレにしちゃ年が離れ過ぎじゃねーかって思って。あ、でも実際年なんか関係ねーって言いますもんね!愛があれば!」

「…………………」

「マサやん?どうしたんスか?」

「いやなに、オメーに一番似合わなさそーなセリフだと思っただけだ」

「ええっ、ひどいっスよ!だってそーなんでしょ?オレだってちゃんとテレビで見ましたからね!」

「…オメーは愛すべきガキだな、花」

「ハッハッハ!よく分かんねーけど褒められて嬉しいっス!」

「ちなみにあの2人は恋仲じゃねーはずだぜ。良かったな」

「へー、何だそーなんスか。…って、えっ?良かったって何が?」

「ガキのオメーにゃまだまだ分かんねーか、そーかそーか」

「ああっ!もしかして褒めてんじゃなくてバカにしてたんスか!?」


彼女の置かれてる環境は他人が容易くペラペラと話せるようなものではなく。梅星はこの時、あの場にいたのが花で良かったと心底思ったそうな。

彼女がヤツらと、この街の猛者どもと関わりを持たなければ何ひとつ壊れることなくこのまま平穏が保たれるのかもしれない。

しかし、すでに壊れ始めているのは残念ながら

そ の 平 穏 だ っ た の だ


花とのプチ喧嘩(?)によっていくつもの糸が絡まり始めたことで、静かとは程遠いドラマが幕を開けるのであるーーー。





人生にエラーが発生しました
(やり直す?orやり直す?)
(あれ、2人で何の話?)
(ちょっと女の話をな(オンナだぁあ?!)
(ああ、オレはこの目で見て確信した!やっぱ愛に年は関係ねーらしいぞ!)
(は?花ちゃん熟女と恋愛でもするの?)
(…オメー話ちゃんと聞いてたか?)


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