晴矢は可愛い、どれくらい可愛いかというととにかく可愛い 「はーるや、ちゅーしてあげよっか?」 「ばっ、おま、何言ってんだよ!」 ソファに座って雑誌を読んでいた晴矢の上に、向き合うように座ればそれだけで晴矢の頬は赤くなる それに加えて冒頭の台詞を上目遣いで言ってやれば晴矢は顔面を真っ赤に染める、耳まで赤くなっちゃって可愛いなあ で、ちゅーする? とわざとらしく聞き返せば晴矢は力強く目を瞑って、控えめに首を縦に振った、恥ずかしがっていてもしっかりと主張する晴矢可愛い 純情な晴矢の首に腕を回して抱きつくように晴矢の顔を覗き込む 「晴矢、目、開けて」 「ん、名前……?」 「もー、晴矢ってば可愛いなあ」「んんっ!」 恐る恐る目を開けた晴矢があまりにも可愛すぎたので晴矢の唇に自分のそれを重ねる 吃驚した晴矢が口をうっすらと開いたのでその隙を狙って舌を捻じ込んで晴矢の舌を絡めとる 舌を吸いつつ前歯の裏の歯茎を優しく責めれば晴矢の眉毛が八の字になって快感に浸っていることがわかる 卑猥な水音が室内に響いて私と晴矢の耳を犯していく中、首に回していた腕をするりと腰に持っていけばビクリと腰が揺れた 「んっ、名前、やめ……!」 「晴矢可愛いすぎ」 晴矢の口内を犯しつつTシャツに手を突っ込んで背中をなぜまわせば晴矢の口から漏れるのは喜悦の声、喘ぎ声ですら可愛い晴矢が可愛い 唇を離せばどちらのものともわからない液体が名残惜しそうに糸を引いて切れた 「んあっ、はぁ、ぁ……んっ」 「はるや、かわいい」 「るせー、名前の、ばかぁ」 とろんと快楽に濡れた瞳が私を見つめていて私の中の何かが快感に震える、そんな表情じゃ罵倒の言葉も罵倒に聞こえない ああ晴矢可愛い、このまま食べちゃおうか、そう思って晴矢の首筋に顔をうずめてキスマークを付けていく 「名前やめっ……んんっ」 「ここ、こんなになってるのに止めていいの?」 元気に主張している晴矢の股間を撫でてやれば口からいやらしい声が漏れる 女の子みたいで可愛い、率直な感想を耳元でささやけば目じりに涙を溜めて私の名前を呼ぶ、ああっ可愛い、可愛すぎる その後は私がおいしくいただきました、ごちそーさまでした 晴矢が可愛すぎて生きるのがつらいかもしれない |