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▽夢を見ない暗夜の第二王女(FEif)
 初期兵種:ソーサラー / 固有スキル:美麗な花‐隣接する味方の与えるダメージが2上がり、被ダメージが2減る。
 軍の中で一番:夢を見ない / 称号:美麗な花

 暗夜王国の第二王女でカムイ、マークス、カミラの妹であり、レオン、エリーゼの姉。真っ白な長髪に赤い瞳、母親似の綺麗な顔立ち。
 ガロン王の妾であった母親が中立国イズモ公国出身ということもあり、暗夜と百夜の争いにあまり興味を示していない。しかし育ての恩は返そうと考え、父親の命には極力従っている。
 母親は予知夢を見る能力を持っていたが体が弱かったためナマエが幼い頃に他界。その能力を受け継いでいるが睡眠時ほとんど夢を見ないナマエに、ガロン王は自分の為に予知夢を見るよう寝ることを強いている。
 一日の殆どを睡眠に費やし、部屋から出たことがないためかなりの世間知らず。一応限られた時間ではあるが一般教養やある程度の作法、自衛のための魔法の訓練なども行っているものの、同年齢の者よりも遥かに世間知らずであるのは変わりない。

 このままでは良くないと考えた彼女の専属メイドの画策によりカムイにナマエを攫わせ、カムイ軍に置かせる。計画通りに事が進んだので自分たちもカムイ軍にしれっと加わる。

 愛されカムイ落ちが理想。子世代(息子)については考えてない。


サラトガ:ナマエの専属メイド。ナマエ以外には愛想も態度も悪い。ナマエに対してはぎこちないながらも笑顔を見せたりと感情を顕にする。
初期兵種:メイド / 固有スキル:絶対援護‐ナマエの後衛についた時、ナマエの回避率と必殺率が上がる。 / 軍の中で一番:愛想が悪い / 称号:無愛想メイド
「ナマエ様は平和を重んじるのではなく単に争いを好まないだけなのです」

ツイル:ナマエに仕えるガルー。子供の頃に大怪我をしていた所、ナマエに助けられて彼女に懐いた。普段はクールぶっているが本当はナマエに構って欲しいと思っている。
初期兵種:ガルー / 固有スキル:影からお守り‐兵種問わず暗器が扱える(武器レベルCまで)。 / 軍の中で一番:鼻が利く / 称号:一匹狼
「ナマエ様は慈悲深い方だ。群れから逸れ野垂れ死ぬ寸前だったオレを助けてくれた上にこうして居場所も与えてくれた。感謝してもしきれない」




「ナマエ様の母君様は暗夜王国から遥か遠くの中立国出身で、予知夢により災いを回避し国は平穏を保たれておりました。しかしその能力故、ナマエ様の父君であらせられるガロン王の妾として選ばれたの」


「母君様の死後、ナマエ様も母君様の予知夢を見る能力を受け継いでいることを知ったガロン王は亡き母君様の代わりにその能力を利用しようとした。けれどもナマエ様は就寝時に全くと言っていい程夢を見ない。それを知ったガロン王はナマエ様に予知夢を見るまで眠り続けるよう命令して、いつしか眠り姫だなどと揶揄されるようになったのよ……」

「ナマエ様が最後に見た夢は母君様の死だったわ。その夢を見た次の日に母君様は……」

「ナマエ様の母君様の死をきっかけに妾同士の争いが勃発したのよ」

「それから十年、ナマエ様は夢を見てないわ……」






▽サラトガ・ツイル 支援会話

・支援C

[サラトガ]
 カムイ様を選んで正解だったわね……。

[ツイル]
 サラトガ、お前の画策だろ。

[サラトガ]
 ……何のことかしら?

[ツイル]
 カムイ様がナマエ様を連れ出すよう色々と動いていたんだろう?

[サラトガ]
 それじゃあまるで私がカムイ様を利用したみたいな言い草ね。
 一介のメイドにそんなこと出来るはずがないでしょう?

[ツイル]
 じゃなかったらお前がジョーカーにナマエ様のことを話すはすがない。
 それにあんな簡単に侵入を許したのもおかしい。

[サラトガ]
 ……さあ? どうかしらね。




(支援Bすっとばし!)


・支援A

(※ナマエが誰かと支援Sとなり結婚していないと発生しない)

[サラトガ]
 ……いつかこの日が来るとは覚悟していたけれど、いざ目の当たりにすると心が抉られるわね。

[ツイル]
 ほんとにナマエ様が好きなんだな。

[サラトガ]
 ええ、そうよ。
 だってナマエ様が生まれたときから使えてきたんですもの。
 親心、と言ったら烏滸がましいけれどそれに近しい感情があるのは確かよ。
 あの部屋の中で、私だけのナマエ様だったの……。

[ツイル]
 ああ。
 ……でも、あの時のナマエ様、幸せそうだったな。

[サラトガ]
 ええ。
 ナマエ様の幸せが私の幸せよ。願わくばこの幸せが永遠のものでありますよう……。

[ツイル]
 ……謂わば、世界というのは偶然の連続だ。

[サラトガ]
 急になによ。

[ツイル]
 まあ聞け。
 滅多に外出を許されないナマエ様があの日珍しく散歩に出て、偶然にもあの道を通って、野垂れ死ぬのを待つだけだったオレを偶然見つけて、例え気まぐれでもあの時オレを拾ってくれ手当してくれなければ、今オレはここにいない。
 偶然ってのは奇跡の積み重ねだと、しみじみ思う。

[サラトガ]
 奇跡、ねぇ……。

[ツイル]
 あの時お前が渋々でもナマエ様の命に従ってオレに手を差し伸べてくれたことも、ある意味奇跡だろう。

[サラトガ]
 そうね。
 普段の私だったらナマエ様の命令とあれど何処の誰とも分からない薄汚れた死にかけの獣を助けたりしないわ。
 そう考えれば奇跡と言えるわね。

[ツイル]
 オレはその積み重ねられた奇跡に感謝している。こうしてお前やナマエ様に出会わせてくれたことに。
 それと同じくらい、オレを良くしてくれたナマエ様とサラトガ、お前に感謝しているんだ。
 ありがとう。

[サラトガ]
 あんたにしては殊勝なことね。
 ま、今日のところはナマエ様の晴れの日に免じて素直に受け取ってあげるわ。


・支援S

[サラトガ]
 ……はぁ。

[ツイル]
 どうした?
 ため息なんてついて。

[サラトガ]
 もうナマエ様をお守りするのは私ではないのだと考えると、かなり寂しくて……。

[ツイル]
 そうだな。
 ナマエ様をお守りするのはもうオレらではなくあの方だ。

[サラトガ]
 あ!
 でもナマエ様のお世継ぎ様をお守りするのは私の役目よ。こればかりは譲れないわ。

[ツイル]
 それは……ナマエ様と相談して決めろ。
 ……お前は守ってばかりだな。

[サラトガ]
 守るのも従者の役目の一つなのはあんただって知っているでしょう?

[ツイル]
 ああ。オレも従者だからな。知っているさ。
 ただ、お前のことは誰が守るんだろうと思ってな。

[サラトガ]
 ?
 自衛の術は持っているつもりだけど……?

[ツイル]
 ……そうじゃあない。
 はぁ……。
 ナマエ様以外に無頓着なお前に察しろと言う方が無理な話だったな。

[サラトガ]
 さっきから何なの。あんた回りくどいのよ。
 言いたいことがあるのならさっさと言いなさいよね。

[ツイル]
 ならはっきりと言わせてもらうが、お前のことはオレが守る。

[サラトガ]
 は!?
 何言ってんのよ!

[ツイル]
 何度だって言ってやるさ。お前が好きだからな。
 指輪も用意してある。
 サラトガ、オレに守られるのは嫌か?

[サラトガ]
 ……私は、常にナマエ様を優先させて生きてきたの。これからだってそうよ。
 ナマエ様と夫、どちらかを殺さなければならない状況に陥ったら迷わず夫を殺すわ。

[ツイル]
 それはオレも同じだ。
 ナマエ様が何よりも尊重されなければ意味などない。
 それに、お前のそういうところに惚れた。

[サラトガ]
 うふふ。案外似た者同士なのかもしれないわね、私たち。
 あんたが相手っていうのも悪くはないかもね。

[ツイル]
 ならばこの指輪を。お前に似合うのを買ってきた。
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