▽閻魔の第二補佐官(鬼徹→混合) |
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デフォ名:すずかけ 閻魔大王第二補佐官を務めている雪女と鬼のハーフ。容姿は雪女に近く身体能力は鬼に近い。身長は160cm前後。 角は短く前髪で隠れる位置にあり、耳もあまり尖っていない。鬼灯に劣らぬほどの怪力を有し、冷たい息を吐くことも可能。 いつもにこにこ優しいお人。鬼灯が鞭なら彼女は飴。滅多に怒らないが怒った時はとことん怖い。結構モテるが彼氏はなし。 元々は技術課の主任だったのを鬼灯に引き抜かれ第二補佐官に。現在は八寒地獄の管理も兼任している。鬼灯同様に拷問(仕事)中毒。 主な仕事内容は鬼灯の補佐的な感じ。鬼灯の手の回らないところを補ったり、人の手に渡るとロクなことにならない物の回収作業や長期に渡る視察など、鬼灯のスケジュール的に難しい仕事をこなす。 実家は八寒地獄にあり寒さにも強いため視察に行くことが多い。現世に潜入する際は「名字(デフォ:小手毬/すずかけの正式名称)」の偽名を用いる。 大の狐好き。着物の帯の上からペットの管狐を巻いている程。阿鼻地獄の野干から尋常じゃないくらい懐かれている。マキミキはミキ派。好みのタイプは「かわいい人」。 天然ではなく大ざっぱ。薬学についてはさっぱり。 ▼(×まどマギ) 「ボクと契約して魔法少女になって欲しいんだ」 「今の職場は立場上副業は出来ませんのでお断り致します」 「職場にも上司にも同僚にも部下にも不満はありませんし、友人関係も良好ですし、欲しい物もこれと言ってありませんし……容姿も今のままで十分です。」 ▼(×庭球) 「現世の学び舎に学生として視察ですか」 現世の視察、取り分け学生と呼ばれる若者たちの調査が今回の視察目的だ。 昨今の若年亡者の死因は自殺が半分以上を占めており、学生間の虐めによるものが特に多い。 本来ならば教育委員会が行うのが筋だが、我々が行うのは死後の裁判における酌量基準の視察調査だ。色々と面倒になる告発などには発展しない。 鬼の証である角。雪女と鬼のハーフである名前は八寒地獄育ちも相まって角が小さく、前髪に隠れる位置にある。 そんな慎ましやかな彼女の角とは対称的に鬼灯のそれはとても立派な物で、位置も額と目立つことこの上ない。 現世視察の際はキャスケット帽で隠せているが帽子が被れない場ではホモサピエンス擬似薬が不可欠となる。 この薬は服用した者を人間と同じ姿、つまり角を消し耳の尖りを無くした姿にしてくれ、絶対的な効果の反面副作用もある。そして何よりその薬は値が張るのでなるたけ使いたくはないのだ。 従って、頭を晒さなければならず、かつ鬼灯でなくても良い場合は名前が視察に向かうのが、彼女が第二補佐官に成ってからの通例である。 今回もその類に当てはまる。現世視察も大切な仕事あり、別段断る理由もないのでこれを二つ返事で了承。 「今回は学生として潜入するので少々心配ですね……」 「閻魔大王第二補佐官ですもの、何が起ころうと大丈夫です」 「いえ、他の学生たちの心配です」 「そっちですか」 「と言うのは冗談で、貴女が心配ですよ。私も手が空き次第そちらへ向かいます」 「もう。……それでは、お待ちしておりますね」 「転入生の名字さんだ。」 「名字と申します。ご迷惑をおかけいたしますがよろしくお願いします」 「教育、ですか。……ですが行き過ぎた躾は体罰へと変わることをお忘れ無きよう」 「何か手慣れてる感じするな……」 「ええ、呵責は我々の仕事ですので」 「……」 「貴女達、死んでもなおイケメンの追っかけですか。あの世にもイケメンは沢山いますよ。鬼灯様とか義経さんとか……ああ、白澤さんなら必ず相手してくれますからおすすめですよ」 「お迎え課ですね、名前です。現世で彷徨っている亡者を四人見つけました。GPSで位置情報をお送りしますので回収よろしくお願いします」 「教育実習生の加々知先生だ」 「加々知です」 「本当に仕事を終えてきたのですか?」 「……篁さんたちにお願いして来ましたので大丈夫です」 「それは大丈夫と言うのですかね?」 「シロさんたちも貴女に会いたがっていましたが……」 「彼ら、特にシロさんが大人しくしているなんて無理でしょう。謹んでお断りします」 「そう言うと思って私が断っておきましたよ」 「人の言葉を喋る犬なんて……それこそ某コマーシャルに採用されてしまいます」 「似てないでしょう? 三人とも腹違いなんです」 「えっ!?」 「名前様何言って……!?」 「名前様は俺のねーちゃんだったのか〜!」 「弟たちに様付けで呼ばせてるなんて、結構上流階級なのかな」 「私はまだ帰れそうにありませんので鬼灯兄様にこの文を渡してくださいね」 「(名前様ノリノリだなぁ)」 ▼(鬼徹→刀語) 「今回、四季崎記紀が作った完成形変体刀十二本がそれに当たるという訳ですね」 「はい。四季崎記紀は一族でも最強の予知能力を有しており、その能力を使い未来の技術を逆輸入し作ったのが十二本の変体刀です」 未来の技術を使って作られた刀なぞ、人間に渡りでもしたらロクな事にならないのは目に見えている。天女の羽衣然り打ち出の小槌然り、混乱を招くだけの武具は閻魔庁が回収する決まりとなっている。 完成形変体刀十二本が今回のそれに当てはまる。他にも閻魔庁が回収すべきだと判断した四季崎記紀の刀はあるのだが未だこの世に存在していないのだ。 「それが完了形変体刀で、虚刀流そのものを言います。虚刀流は人間そのものが刀と成ります」 「生きた人間をあの世で保管しておくなど出来ませんものね」 「ええ。ですから完了形変体刀を回収出来ないないのであれば、完了させなければ良いのです」 ※微妙に救済夢 「貴方たちが殺し合うとわたしの仕事が増えるのです」 「変体刀を幕府に買い取ってもらえば良いのでは? 真庭忍軍は正当なお給金を貰え、幕府は刀を手に入れられる。問題解決でしょう?」 「それに、とがめさんも穏便に解決された方が良いのでは? 奇策士ともあろうお方が手懐けていた犬に手を噛まれたともなると立場が危うく成るのでは?」 「ぐぬぬ。ぐうの音の出んわ……」 「真庭狂犬さん……あ、ありました。四百年前に死んでいますが、魂の行方は未だ不明になっていますね」 戦乱の混乱に乗じてこの世に留まっていたようで、地獄の体制が十分と言えなかった当時では珍しい事ではなかった。よく落ち武者の幽霊が出るなどは現世ではよくある話だ。 お迎え課の体制を変える必要があると一人ごちている名前を睨みつけるように見やる狂犬。 「あんた何者?」 「申し遅れました。私、閻魔庁閻魔大王第二補佐官の名前と申します。」 「残留思念だけで存在している己を恥じているのならば素直にあの世へ行きましょう。そして物は相談なのですが獄卒をやりませんか? 衣食住は保証されますよ」 「獄卒?」 「簡単に言えば亡者を呵責するだけの簡単なお仕事です」 「ハンッ、小娘が。アタシを勧誘するってのかい?」 「これでも貴女よりは年上なんですけどね」 「忍としての残忍さは獄卒に打って付けです。それに、あの世に行けばかつての貴女のお仲間が沢山いますよ」 ・七実も殺させない 「ここで貴女を見殺しにしても私の仕事が増えるだけですから」 「何それ。冗談にしても詰まらないわ」 「本当なんですけど……」 「あの方の薬もたまには役に立ちますね」 「死なせてくれないなんて……貴女、鬼ね」 「はい、鬼ですよ」 「それでは、貴方たちとの再会が遠いことを祈っております」 彼女、名前とは何者だったのだろうか。 ただ一つ確かなことは彼女がいたから今の私たちがある、ということだけだ。 彼女と別れた私と七花は、程なくして日本地図を描く旅を始めた。要らぬおまけが二人ほど付いてきているが旅は順調だ。 この様子ならば七実の待つ不承島に帰る日も近いだろう。 ▼鬼徹→暗殺 「月が爆発、ですか?」 「はい。にわかに信じがたいですが、超生物なる者が現れ月を爆破、三日月にしたそうです」 朝の食堂。大盛りの丼飯を食べている鬼灯と、その正面できつねうどんを食べている名前の会話である。 そこに、閻魔大王が意気揚々とシーラカンス丼を持って加わる頃には会話は終わり、彼は独り寂しく朝食を摂ることとなる。 所変わって現世。 「教師として派遣されました名字です。このクラスでは日本史を担当します。一年間よろしくお願いしますね」 「名字先生は殺せんせーを暗殺するために派遣されてきたんですよね?」 「違いますよ。私は彼を監視するために派遣されました」 「特技は呵責です」 「呵責って……そういう組織の拷問担当?」 「当たらずも遠からずと言ったところです」 「死んであの世へ行った際は是非地獄で働いてくださいね」 「ニュにゃっ!? あの世!? 地獄!? 何か怖いです!」 「彼の行っているものは教育などではなく、立派な虐待です」 「虐待、暴行……等活、多苦処ってところですね」 「恥を知りなさい」 |
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