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▽ダイ大夢主
 アバンの姪で道具使いの女の子。18歳。アバンのしるしは“智慧”。
 ハドラーに殺された両親の代わりにアバンに育てられた。
 攻撃魔法や回復魔法の類はほとんど扱えず、主に補助系魔法(破邪呪文や強化呪文等)を扱う。古代文字を読むことが出来、現在では使われていない魔法も使える。
 魔法道具を作る才能に恵まれ、その実力はアバンをも上回る。
 基本武器は弓矢で矢先に魔法力を込めて強化して放っている。武器変遷はエロスの弓→天使の弓(ロン・ベルク作、魔法力を矢にして飛ばすことが出来る)。
覚えている呪文:バイキルト、スカラ、ピオラ、ピオリム、レムオル、マジックバリア、マホアゲル(魔法力譲渡呪文)、マジャスティス、マホカンタ、モシャス、ドラゴラム、ズッシード、ドラゴラム、ルカニ、ボミオス、ラリホー、ヌマーサ、ニフラム、ルーラ、トベルーラ、トラマナ、インパス、クモノ、マホカトール、ラナルータ、ザラキ、ザメハ、キアラル
特技一覧:さみだれうち、シャイニングボウ(光の矢で敵全体を攻撃)、トラップジャマー(敵の魔法陣や爆弾を横取りする)、強化ガジェット零式、ニードルショット

 幼少、両親が魔王ハドラーに殺されてからアバンに育てられる。凍れる時の秘法でアバンの時間が停止している間はマトリフに育てられる。→アバンがヒュンケルを拾ってからは三人で暮らす。→ヒュンケルが居なくなった頃より道具使いとして本格的に活動を開始する。→16歳になったのを機にアバンと別れ一人旅をすることに。色んな場所で色んな書物を読み耽る毎日。→18歳のある日、復活したハドラーと一戦交えたアバンと再開。世界の危機を知り、現状を把握しダイたちに合流することに。→フレイザードを倒しに行くダイたちの手助けをすべくバルジ島へ、ヒュンケルに加勢。そこからはダイたちと行動を共にする。

 お相手はヒュンケル。




「ヒュンケルはアバンおじさんが嫌い?」
「……何でそう思う?」
「何となく。君のこと、いつも見てるからそう感じただけ」
「……」
「君がおじさんを嫌いでもおじさんはそれを許すと思うの。おじさんは誰にでも甘いから」
「……俺がもしアバンを殺したらナマエは俺を恨むか?」
「どうだろうね。その時になってみないと分からないかな。……でも多分、それでもわたしは許すんだろうな。わたしもおじさんと同じで甘いから」

「どうも。アバンおじさんの姪のナマエだよ。今後ともよろしく」

「魔弾銃、直そうか?」
「えっ、直せるの!?」
「うん。そもそもおじさんに魔弾銃の設計図を渡したのはわたしだし……でも良かった。ちゃんと必要としている人に渡っていて」
「……ナマエ、聞いてほしいんだけど、いい?」
「わたしで良ければ納得いくまで話しなさいな。妹弟子の相談を受けるのも姉弟子の役目だからね」
「ふふっ。……私このままでじゃダメだと思うの。ダイやポップやレオナを見て考えたんだけど、やっぱり私自身が強くならないといけないのよきっと。その為にも私、武闘家になろうと思うの!」
「うん、そうだね。……マァム、君は今己の限界を知った。それは決して終わりじゃないの。その限界を超える為の第一歩を歩み始めた証拠だから、自信を持って。君は今よりもっと強くなる」
「ありがとう。ナマエに話せて良かった」
「わたしも、聞けて良かった。武闘家になるならロモスに行くといいよ。あそこにはプロキーナという武の神様と呼ばれる人がいるから」

「これはわたし特製の“魔法の聖筒”。輝聖石を使ってあるから中に入れた怪物(モンスター)を浄化して仲間にすることが出来るの」
「すごい!」
「でもわたしの魔法力でしか出し入れ出来ないからほぼわたし専用だけどね」
「それでもすごいよ!」

「このパーティで一番弱いのはわたしだろうね。でも、だからこそわたしは強い!」
「自分の限界を知ることこそ更なる成長への第一歩だとわたしは考える! その限界を確実に超えるために……!!」

「あくまで“道具”を作るのが得意なの。武器は専門外」

「マトリフのおじさんに修行をつけてもらったけどてんでダメ。攻撃呪文は契約すら出来なかったの」

「わたしは回復魔法が使えないから、あまり無茶はしないでほしい。けど、どう言っても君は無茶をするだろうから、せめて死なないで」

「ダイの剣か……鞘に魔法力を溜める仕組みを施せば呪文を纏わせた剣を鞘に収めることで纏わせた呪文の効果を倍増させることが出来るかも……」
「おい、それは本当か?」
「うん、理論上は可能だよ。……ただそれを実現させられるかは武器職人(あなた)の腕次第ってとこかな」
「フッ、面白い。やってやろうじゃないか……!」

「ハドラーが憎くないと言えば嘘になる。でも、今の彼なら許せると思うのはやっぱりおじさんと同じ血が通ってるからなんだろうね」
「詰まるところ、わたしも甘いんだ」

「切り札っていうのは最後まで取っておくから切り札なんだよ」
「“ド・ラ・ゴ・ラ・ム”!!」

「黒の核晶(コア)ならわたしのトラップジャマーで爆発させないようにできるからその後解体すれば大丈夫。でも熱で爆発するのは変わらないから凍らせ続けて」
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