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「#幼馴染」のBL小説を読む
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▽柊の幼馴染ちゃん(ブブブ)
 ブブキは薙刀型のミカヅキ。元のブランキについては不明。リンズの色は白。
 柊の幼馴染みの気の弱い女の子。柊が好き。
 武家の生まれで物心ついた頃から武芸を叩き込まれた。
 ミカヅキは心臓以外のどの部位にでも代替出来る唯一のブブキ。一般のブブキも代替可能だが元々予備として存在していたミカヅキ程適合率が高くない。
 元々は兄が受け継ぐはずだったのだが王武と炎帝の戦いの最中名前を庇って死亡したためミカヅキは彼女が受け継いでいる。その出来事から自分はミカヅキの本当の主ではないと思っており、劣等感を抱いている。




「柊が行くならわたしも行く」


「静流が戦闘の天才ならば、名前は戦闘の秀才だ」

 物心ついた時より兄と共に習っていた武芸の数々が彼女の意志と関係なく彼女の身体を動かし戦っているのだ。身体に染み付いた習慣とは恐ろしく、彼女が血の滲むような努力をしてきたことがよく分かる。
 だから泣きそうになりながらも敵の攻撃に対応出来ているのだ。


「わたしは兄様の予備だから」


「だからあの時、柊に出逢えて良かった」
「名前……?」
「柊……好きだよ」
「行くな!!」


「このミカヅキは元々貴女のブブキなのよ。名前」
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