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▼宿命論的睦み合いのおまけ的な(物間/MHA)
 これのおまけ的な


 この上ない幸福が私と物間を支配して、もうこのまま時が止まってしまえばいいとさえ思っていた矢先、誰かに肩を叩かれ、強制的に現実へと引き戻される。

「あんたら、イチャつくのは構わないけど場所を考えなよ」
「えっ……」
「は……」

 拳藤のその言葉に私たちはここが食堂であることを思い出し、それまで気付きもしなかった周りから向けられる生暖かい視線に身体が強張る。
 B組やA組やその他の学科だけではなく上級生らしき人たちもいて。先程までの会話を全て聞かれていたのだと自覚した途端、一気に顔が熱くなる。
 どうやら物間も同じだったようで真っ赤な顔を誤魔化すように空笑いしながら残りのお肉を口に詰め込んでいる。
 私も、この空間から早く逃げ出したくてご飯を口いっぱいにかき込んだ。


 蛇足故に小ネタ置き場に収納。
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