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「#幼馴染」のBL小説を読む
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▽ティーダお相手転生トリップ(FF10)
・夢主設定
 FF10、10-2共にクリア済み。若くして病気で亡くなり、ユウナの双子の姉として生まれ変わる。
 ゲームの内容を知っているため預言者のような立場で周りの人の心を支えてきた。
 表向きは召喚士としての才能がないためユウナのガードをしているが、実際はユウナ以上の才能があり各寺院でこっそりと祈り子と会っており召喚獣を得ている。
 鉄扇で舞うように戦う。黒魔法も少し使える。
 FF世界では存在しない呪文をいくつか覚えている(メラゾーマ/メガンテ/マダンテ)。


「叔父さん、ユウナは私が死なせない。もう誰も犠牲にはしない。約束!」


『ナマエ……じゃなくて、お姉ちゃん。いつも私のわがままを笑って聞いてくれてありがとう。私が『シン』を倒すって覚悟をしたときもただ一人反対せず「私が付いてるから大丈夫」って笑ってくれて。私、思わず泣いちゃって……今思い出すとちょっと恥ずかしいな。ここまで来れたのはお姉ちゃんのお陰だよ。ありがとうって何回言っても足りないくらい……私、笑っているお姉ちゃんが好きだから、いつまでも笑っててね。お姉ちゃん、大好き』

「ユウナ……」


 私という存在を受け入れてくれるこの世界をゲームだなんて思えなくなってから早十数年。このスフィアのことは知っていたけれど思わずまた、泣いてしまった。
 結末を知っているのに、彼女の覚悟の重さを目の当たりにして、年甲斐も無く恥ずかしい。

 私の知っているスフィアは、私が存在しない世界のものだから当然私のことなんて一言も出ていないけど、今はこの世界に存在しているし、ユウナの姉でもある。
 

「これがユウナの覚悟」
「何で……! ナマエは預言者なんだろ!? だったら結末だって知ってるんだろ!?」
「知ってるよ。だから私はここにいる」


「不備があったときのために、私がいるの」


「エポン=ジュを倒したら……俺、消えっからっ」

「ティーダ、またね」
「また……?」

「大丈夫。預言者の言葉は信じなさい」
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