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第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
- ナノ -

▽アイドルヒーロー(T&B/×MHA)
 これの夢主の詳細設定。

・折紙(イワン)落ち
・やりたい放題(主に夢主が)

デフォ名:クレア(Claire)/イリス・アルネイア(Iris・Arneia)

(クレア、アルネイア=ギリシャ語で羊肉/イリス=ギリシャ語で虹)


 中小芸能事務所モイライプロダクション所属のアイドルヒーロー。キャッチコピーは「縦横無尽ガール」。一人称は「あたし」。
 現役超人気アイドルであり、犯罪者を捕まえるヒーローでもある。しかしヒーロー以前に芸能人であるためスポンサーは付けておらず、その代わり芸能人として年間CM女王の座は欲しいがまま。

 駆け出しアイドルの時に、所属している芸能事務所の知名度を上げるためにヒーロー活動も始めた。過去一度だけキングオブヒーローになったこともある実力者。

 ヒーローアカデミー出身でイワンとバーナビーの先輩に当たる。高校卒業後直ぐにヒーローアカデミーへ入学、アカデミー在籍中から幾多の芸能事務所のオーディションを受けては落ちてを繰り返していた。
 アカデミー卒業手前でようやく今のモイライプロダクションに所属が決まりアイドル活動を始めたのは良いものの、事務所の経営難を知り恩返しとしてアカデミー卒業後すぐにヒーロー活動も開始。

 重力を操るNEXT。「自身」と「触れた相手(物)」の重力を増減出来る(ライアンは範囲)。移動時は自身の重力を軽くし建物の屋根を跳ぶようにして移動することが多い。PDAの色は桃色。


簡易プロット:ジェイク事件でヒーローを辞める→マーベリックによる記憶改竄から逃れる→ワールドツアー中に虎徹が指名手配→ツアー中止して虎徹を助けに戻る


▽オリジナル用語解説

モイライプロダクション:元々は駆け出しの弱小芸能事務所だったのを名前の活躍と優秀なマネジメント能力を持つ社員により一気に大手芸能事務所に成り上がった奇跡の会社。所属タレント数は少ないが何れも各方面で活躍する者ばかり。“量より質”をモットーにしている。

Zizz(うたた寝):ナマエの公式ファンクラブ。ライブチケットの先行購入等の特典有り。月に一度発行される会報には必ず名前の手書きのペーパーが同封されている。

 ヒーロー歴(デビュー順)は虎>牛≧炎>空>夢主>折紙≧薔薇≧龍>兎というイメージ。




・落ち込むイワンを見つけた夢主

「あ、イワンが落ち込んでる」
「ブログがまた炎上した……」
「炎上!? そんなの一々気にしてたら有名人なんてやってられないっての! 笑い飛ばしてしまえ☆」
「名前さんの前向きさが羨ましいです……」
「そうやってうじうじしてるから叩かれるんだよぉ。気にしてませんって感じで堂々としていれば相手もつまらなくなってやらなくなるもんだよ」
「そういうもなですかね……」
「そういうもんさ☆」


「ほらネガティブ厳禁! 笑え笑え〜☆」
「や、やめへくらひゃい……!」



・親密度が上がると敬語が取れるイワン。元々アカデミーもヒーロー歴も夢主の方が先輩でアイドルとしてのナマエのファンでもあり、そういった理由から敬語を使っていたのだけど年齢もそう変わらないし夢主の方から敬語やめてよと言われたので徐々に敬語を外していった。

「イワンにもライブチケットあげる〜。絶対に見に来てね☆」
「あっ、う、うん! 絶対行くよ!」



・歌手として売れたいのに危険なヒーローの仕事ばっかりで嫌気が差してヒーロー辞めたいと本気で愚痴るブルーローズに説教

「じゃあ辞めちゃえばいいじゃん☆」
「何よ、案外薄情なのね」
「ローズはなんて言ってほしいの? “報われるときはいつか絶対に来るわ!”とか“見返りが欲しくてヒーローやってるんじゃないのよ”とか? あっ、もしかして“寂しいから辞めないで!”とか言ってほしいのぉ?」
「なっ……!」
「甘ったれたこと言うなよ☆」
「私だって今まで頑張ってきたのよ!?」
「歌うことと引き換えにヒーローやるって決めたのは他でもないローズ自身でしょ。分かる? 過去の自分を否定するんならお前の歌に対する思いはその程度ってことだよ」
「ちがっ……!」
「違わない。ヒーローになりたくてもなれない奴、歌いたくても歌えない奴は世の中五万といるんだよ。そんな中私やお前が選ばれたのは奇跡に近い偶然なの、分かってる? その偶然から漏れた何千、何万という人間は今のお前を見たら贅沢すぎる悩みだ、代わってほしいって切望するだろうね」
「そんなの分かってる! でも私は……!」


「じゃあヒーロー辞めればいいじゃん。そんで歌だけでやっていけばぁ?」
「私は歌いたいだけで、ヒーローなんてやりたくないの!」

「歌だけで食っていける人間なんてほんの一部だけってローズだって分かってるよね? 『ヒーローに成るためならどんな歌だって歌います!』『歌が歌えるのなら危険で報われない仕事だってやります!』って言う人は沢山いるから、その人たちのためにも席を空けてあげるのも大事かもね」
「っ……!」
「歌えるチャンスが有るんだからクチバシ付けてでもやり切れよ。歌にも、ヒーローにも、どっちにも全力でぶつかって、やりきってから報われないって言えよ。どっちも中途半端な今のお前にそれを言う資格はないから」
「っ! ヒーローもアイドルもどっちも上手くいってるナマエにはどうせ私の気持ちなんて分からないわよ!!」
「カッチーン! ローズのバカ! もう知らない!」
「サツキお姉ちゃん!?」



・説教後にファイヤーエンブレムがフォローに入る

「あの子もね、あれでいて昔あんたみたいに悩んでた時期があったのよ」
「え……」
「アイドルとしての自分とヒーローとしての自分。片方に力を入れたらもう片方が疎かになってしまう。だから、どっちを優先させるべきかって」
「そうなんだ……知らなかった……」
「あの子、最初はヒーローなんてやる気なかったのよ? 何社もオーディションを受けては落ちてを繰り返してようやく雇ってくれた事務所が経営なんでね、自分を採用してくれた事務所に報いるためにってアイドルデビューそっちのけでヒーロー始めたんだから」
「知らなかった……なのに私、ナマエにひどいこと言っちゃった……」
「まぁあの子も言い過ぎてるからそこはお互い様ね。でもちゃんと仲直りはしなさいよ。あんた達が仲悪いとあたしまで気分が悪くなるわ!」
「うん。ナマエにちゃんと謝ってくる」
「それとね、名前が悩んでた本当の理由はあんたより不真面目よ。アイドルの自分は可愛いしヒーローの自分は格好いいから両方ほしいって、ただそれだけ」
「それだけ!? 可愛いと格好いいを天秤にかけてたの!?」
「ええ。そういう子なのよ、あの子は」
「何か深刻な気分になって損したかも……」
「ふふふ! でも結局、“欲張り名前ちゃんはどっちも欲しいから両方極めちゃうの☆”だって。ほんと、あの子らしいと思わない?」
「わかる。めっちゃナマエっぽい!」


「言い過ぎちゃった〜ごめんねローズ〜!!」
「私の方こそ、ナマエのことよく知りもしないで無神経なこと言ってごめん」
「あたしの言ったことに比べたらローズのなんて可愛いもんだよ〜! 本当にごめん!!」


「ナマエの言ってた通り歌もヒーローも全力でやり切ってみる」
「ひゅーひゅー! それでこそ我らがブルーローズ! そんなローズにあたしからプレゼントだぞい☆」
「えっ……これ……」
「知り合いの音楽Pの名刺! ブルーローズとナマエのデュオ楽曲作ってくれるってさ☆」
「!」
「いや〜。あたしってぱ言い過ぎちゃったからさぁ……あの後冷静になったら確かにローズって頑張ってる割に歌の仕事増えてないなって思って。知り合いの音楽Pに頼み込んだった☆」
「〜〜! ナマエありがとう!!」

「うんうん! やっぱり歌もヒーローもやってるローズが一番輝いてるぜぃ☆ ひゅーひゅー!」



・ジェイク戦で結構な怪我をした夢主にヒーローを辞めるよう打診する事務所の社長

「名前。そろそろヒーローを辞めてほしい」
「え……」
「事務所のためにヒーローも熟してくれていたことは感謝してもしきれない。君のヒーロー活動のお陰で今の事務所があると断言出来る。しかし、あくまで本業はアイドルなんだ。これ以上君が危険に晒されるのはファンは勿論、僕を含めた事務所の人間全員が望んでいない」
「そっか……」
「何れまた今回みたいなことになっなら……それこそ、命を落とすかもしれない」
「うん……」
「名前、君のお陰で事務所はもう十分すぎる程大きくなった。だからもう事務所の為に危険なことをしなくていいんだ。ヒーローは辞めて、アイドル本業に専念しよう」
「……」
「憎くて言っているんじゃないってことだけは分かってほしい」
「……うん、分かった」
「名前……!」
「ヒーロー辞めるよ」



・ヒーロー辞めることをみんなに報告

「何ていうか一回だけだけどキングオブヒーローに成れたからって調子乗って今までやって来てたけどやっぱここまで売れっ子だとヒーローなんてやってる暇ないってね☆」
「……それ、本気で言ってる?」
「……そりゃあキングオブヒーローになった時はアイドルの仕事なんてこれーっぽっちも無かったからほぼただのヒーローだったけど☆ 今やテレビで見ない日はない! ってくらい超売れっ子アイドルになっちゃってさぁ、ヒーローやってる暇ないって感じ〜!? きゃは☆」
「嘘ね」
「嘘だな」
「嘘ですね」
「嘘だ」
「そうだよ半分くらいはウソだよ!……でも辞めるって話はウソじゃないから困ったもんだよね〜」
「ヒーロー辞めちまうのか……寂しくなるな」
「事務所の社長が辞めてほしいって……ファンも辞めて欲しがってるって言われて……そこまでヒーロー続行が望まれてないなら辞めるっきゃないでしょ☆」
「名前さん……」
「みんなが引き止めてくれて嬉しかった! 今度シュテルンビルトを起点にワールドツアーやるから暇だったら見に来てよ! 特別にチケット用意してあげるからね☆」

 ヒーローを辞めたことにより確定でスケジュールを抑えられ名前のアイドルとしての仕事は以前の倍以上に増え、全世界ツアーも決定した。




▽×MHA

独自設定
・超常能力を“個性”と呼ぶ(世界的にはNEXTの名称の方が有名)のも、個性の免許制度も、ヒーロー飽和社会も日本独自の文化
・シュテルンビルトはヒーロー社会の先駆け
・発動時に青く光るが使用によるデメリットがほぼ生じない→NEXT
・常時発動型を含む、発動時に光らないが使用によるデメリットが生じる→“個性”
(どちらも同じ超常能力だがNEXTの方が発症が早かった)

 以上を踏まえた上で、こまけぇことは気にすんな精神でお願いします。



「やっほやっほー! ヒーローの本場シュテルンビルトからやって来たナマエちゃんだよー☆」
「ナマエさんにはヒーロー基礎学を始めとする様々な授業を手伝ってもらう」


「日本語お上手ですね」
「うんうん! 折紙がジャパン好きだから色々と教わってたりするの〜」
「折紙サイクロン! 普段はスポンサーのロゴを見せるためにテレビの端っこに映りまくる見切れ職人だけど実はその擬態のNEXTを活用した地味だけど渋い活躍の多いヒーロー! 日本ライクでブログでも日本限定のオールマイトのポスターとか持っててバイタリティも凄いんだよね……」
「えっ! 何この子!?」
「デクくん……」


「NEXT……日本(ここ)だと“コセイ”って呼んでるんだっけ。いい呼び方だよね〜!」


「キミの声折紙ソックリ!」
「うっせぇ! テメェの声は耳がキンキンするわ!」
「ワオ! 性格は正反対〜☆」


「カイオードー? ってトコでジャパン限定のフィギュア買うの頼まれてるんだよねぇ。誰か知ってる人いる?」
「そこなら行ったことあるし分かります!」
「超助かる〜! 」

「ここに書いてあるんだけど……オールマイトのジャパン限定ワガラ? カラーリングバージョンと……えっとスカイハイの……」
「あの、その紙貸してもらえれば僕が探してきますよ……」
「マジか! じゃあお願いねっ。後でナマエちゃんの直筆サイン入りチェキあげちゃう!」
「ナマエの直筆サイン入りチェキ!? 超絶レアアイテムだ……!」
「ほんと君って折紙みたい〜☆」
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