▽真波とアイドル(真波/Mm@s×pdl/男主/BLD) |
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タイトル:山ドルのスゝメ 全5、6話程度のやつ書きたいと思ってたやつ。気が向いたら。 ・真波一年時から始まる ・泉田黒田と同学年 ・元ロード乗り、クライマー ・理由あって、アイドル! に転身 ・基本的には主真、えっちの時は基本真主リバ ・中学時代は山岳賞を総ナメにするほどのクライマーで、歌いながら上るのと端麗な容姿から「山ドル(山のアイドル、山岳アイドル)」と呼ばれていた。 ・中三のインハイの山岳クライムで優勝候補だったために妨害を受け落車し脚を骨折、完治しても一レース本気で走りきることは出来ないと医者から告げられ、ロードを辞める ・山頂でギターの弾き語りをするのが趣味、転じて仕事に繋がっている ・愛車はフェルト、色はグレー ・クールに見えて属性はフィジカル ・アイドルだけど色恋の歌は少ない ・励ます歌もあまり歌わない ・背中を押す歌やいつも君は一人じゃない、僕が味方だよ、隣にいるよ的な歌が多い ・趣味はロードと温泉巡り、特技は ・熊本出身、 ・家族構成は父母兄妹、五つ年上の兄はロード乗りで現在は海外の実業団に所属している ・ギターは父が昔趣味で使っていたもので、初めて手にしたロードバイクは兄のお下がり ・歌とギターとロード以外はてんで駄目 ・中学時代はスカウトされ自転車部へ、落車事故の後スカウトした監督に「走れないお前に用はないからこの部から去れ」と告げられ人間不信に ・挫折し、歌しか残されていない名前がいつものように山で歌っていると通り掛かりの石川Pに新しく出来る事務所でアイドルをやらないかとスカウトされる ・人間不信なので当然最初は断る、けれど石川Pはめげずに彼のことを調べ猛アタック、名前を呼ばれ過去を調べたのだと知った名前は自分の過去を知っているのなら放っておいてくれと突き放すも、「もっと貴方の歌を聴きたい」過去に触れるでも励ましの言葉を投げるでもなくただ、「貴方の歌は暖かくて勇気をくれます。何れ、世界のどこかで誰かの心を救ってくれる」その真っ直ぐな瞳にこの人は信じても大丈夫な人だと確信、アイドルになる ・作詞作曲もするためアイドルというよりシンガーソングライター寄り、上述の経験から他人を信用しすぎないように生きており基本的にはソロ活動 ・最近ではユニットを組むことへの恐怖心も薄らいでおり315プロのアイドルたちと上手くやっている様子 ・英雄さんに懐いている 流れ:出会い→仲良くなる、クライム勝負(当然真波の勝ち)→インハイ準優勝(見に行く?)→真波落ち込む、何も言わず横で歌う、付き物が落ちる→頭の中がアイドルのことでいっぱい、ある日生放送を見て恩師(全然恩師じゃない)のサプライズ登場にアイドルが異変(一見いつも通り)、変化に真波だけ気付く(多分ファンを気づいているだろうけど)→いつもの山に登って待ってると案の定アイドルも来る、アイドル驚く、真波は何も言わずにただ彼の過去を聞く→お互い惹かれていく 入学式の朝。学校へ行く途中にちょうど良さそうな山があったから思わず登ったら、先客がいた。 その人は山頂付近の自販機とベンチだけの簡素な休憩所でギターを弾いて歌っていた。向かいの山に向かって歌っているようでこちらから顔は伺い知れないが俺と同じ制服を着ていたので箱根学園の生徒なのは確かだ。 余程歌に集中しているのか俺が登ってきたことにも自販機で飲み物を買った音も聞こえていないようだ。音楽のことはよく分からないけど途切れることのないギターの音色と力強い歌声は聴いていて心地の良いものだった。 ふと時計を見やれば入学式が始まる時間で、入学式くらいは遅刻しないでよ、と昨日の委員長の姿を思い出し慌てて山を降りた。 次の日も、そのまた次の日も、その人は同じ時間、同じ場所にいた。三日目にしてようやく声を掛けようかとも思ったがあまりにも気持ちよさそうに歌っているのでやはり声をかけるのはやめておいた。それに、この曲を中断させるのは勿体ないと感じたのだ。 そんな日を繰り返して一週間後、その人の正体を知った。朝のニュース内の芸能ニュースにて、新譜が発売されたと紹介され流れ始めたその曲は、先日山の上で聴いたあの曲だった。同時にあの時見ることの叶わなかった顔が映し出される。 「前使ってた山がファンにバレちゃったみたいでさ。しばらく使えないから」 「兄さんがロード乗りでさ、山上るのにってお古のロードくれて、それから乗るようになって、ロードバイクに夢中になった」 夢中になってロードで山上って、夢中になってギター弾いて歌っていた。 「箱学の寮って温泉だからいいなぁって思ってたんだけどね。仕事の都合で一人暮らし」 ・箱学自転車部の練習が休みの日のお昼過ぎの生放送の番組でサプライズゲストとして中学時代の元監督が登場。部にスカウトしたのは事実だが、後にロードに乗れなくなった際に用済みとばかりに突き放した張本人でもあり、恰も名前は俺が育てたみたいなスタンスで出てきた事に名前は内心どの面下げてここにいるんだと怒り心頭だが生放送のため終始笑顔を貫いた。が、テレビ越しの真波にはそれが作り笑いで内心怒っていることはお見通し、生放送終わりと共に山に上って名前が来るのを待つ。案の定やってきた名前は真波がいるのに驚きつつもいつものことかと歌を歌い始める。生放送の内容について触れないけど自分を心配して来てくれたのだと、真波の言動から察し、ちょっと溜飲が下がる。 「やっぱり来た」 「……俺が来るのを待ってたのか」 「はい。あの生放送を見て。きっと来るって思ってました」 「生放送の後に他の仕事が入ってるとか考えなかったのか」 「んー。その時は普通に帰って明日会おうかと!」 「あっははは!」 「……真波、ありがとう」 ・アイドルと学問の両立のため東京の明早大学に進学(新開福富石垣と同じ) |
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