▽特級呪霊アンリマユの飼い主(fate×jjt) |
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・呪術師サイドは基本的に魔術や魔術師の存在を知らない(神秘の秘匿) ・魔術師サイドは呪霊や呪術師の存在を知ってる者もいる ・呪霊可視については霊体化したサーヴァントと同様(故に視える魔術師もいれば視えない魔術師もいる) ・並みの魔術師ならば四級〜三級程度 ・魔術師は変人が多いから呪術師とか興味ない人がほとんど 全ての事柄に対して興味を持てず無関心。五条と同い年だが魔術による老化の否定によって見た目及び肉体年齢は二十歳くらいから変わらない。 幼い頃に父親が根源へ行ってしまったため聖堂教会に拾われ代行者として育てられる。世界各地での大小様々な聖杯戦争の監督役を務め預託令呪を蓄えている。魔術系統は否定・拒絶。 低級呪霊を洗礼詠唱にて退治していた所を夜蛾に目撃され呪術師の才能があるとされスカウトされ、呪術界の偵察を目的に聖堂教会から派遣される。 後述の式神術を含めると特級レベルだが名前本人は準一級。呪術高専の二年担任。 式神術“この世全ての悪”を使役する。式神とは名ばかりの、正体は名前のサーヴァントであり反英雄。人々の不平不満を叩きつけるため幽閉され必要悪として延々と蔑まれ理不尽の捌け口としあらゆる責め苦を受け続た青年だった者の成れの果て。人々の歪んだ思いが聖杯の力を持ってして本物の悪そのものとなった存在。 特級呪霊。後にとある聖杯戦争の勝利報酬として受肉する。アンリマユに対し“令呪”と呼ばれる絶対命令権を扱える。 強制峻拒空間 領域ならぬ固有結界。結界内に在り、名前が否定したものはどんなものであれ消滅する。結界内で消滅したものは現実世界でも同じとなる。 限りなく魔法に近いため膨大な魔力を消費する。 映すのは心。されど誰にも見られることはなく。 我は否定する。故に私は肯定される。 三度の峻拒の後、二度の否定、一度にして唯一の肯定を以って許諾する。 ・学生編 神秘の秘匿から魔術の存在や自身が魔術師であることは誰にも知られていない。 「まず、私を呪術師として登録しないで下さい。基本的に教会の仕事が優先となりますが私の都合次第では任務も承ります」 「以上の条件を遵守して頂けるのであればそちらの指定する学び舎に進学いたします」 「もし、僅かでも遵守して頂けないと判断しましたら即刻」 「私に関して追求する行為を峻拒します」 「私は誰かを救ったことなどありません」 「現に何人も救っているだろう」 「それは相手が一方的に救われた気でいるだけです。勝手に助かっているだけに過ぎません」 「少なくとも私自身は誰かを助けようと思ったことは一度たりともありません。誰がどうなろうと、人類が滅びようと、心底どうでもいい」 「そも人類に救う足り得る要素は無いと、私は思っています」 「弱い者から淘汰されていく。人間も動物も須らくそういうものです」 呪霊が見えるのは眼を加工しているから。呪霊を祓えるのはそういう魔術を持っているから。契約したサーヴァントが呪霊特効だったのは偶然の産物だ。 呪術高専に通っているのは魔術協会の目を晦ます体の良い隠れ蓑。 「マスター。アイツ喰ッテイイ?」 「アヴェンジャー。……ええ、食べていいですよ」 「ヤッター……ってノリで言ってみたけど不味そうだしやっぱやめとこ」 ・教師編 「あなた達は何故この学校に入学したのですか?」 「そうですか」 「そうですかって、それだけかよ?」 「それだけですけど……?」 「もう少し他人に興味を持てと言われたので尋ねてみたのですがやはり何の感想も感慨も出てきませんでした」 「私が敬語で話すのは馴れ馴れしくされるのが嫌いだからです。相手がタメ口でも私が敬語で話すことで明確に壁を作れますから」 「五条悟に敬語を使わないのは使う価値がないからです」 「母は私が幼い頃に死にました。父は十年前に勝手に根源に行きやがりました」 「父が刻印を持ったまま根源に行きやがりましたので……。半分移植済みだったので今はそれをなんとか増やしている過程ですね」 「随分と若いですね」 「?……あぁ。鍛錬によってある程度は維持できると言っても肉体は衰えゆくものですからね」 「?」 「名前は肉体年齢を全盛期の状態で止めてるんだよ」 「肉体年齢を止めてる!?」 「正確には肉体の老化を拒んでいる状態です」 「そういう術式なんですね」 「ええ、まぁ。そんなところです」 「因みに名前は僕と同い年だからね」 「えぇ!?」 「ちょっとした戦争に出てました」 「せ、戦争!?」 「まぁ戦争と言いましてもたった十数人だけの小規模なものですが。それでも得たいものは得られました」 「人は殺した?」 「まさか。殺してませんよ」 「名前は嘘が下手だなぁ」 「……何のことです?」 「とぼけちゃって。さっき僕が聖杯戦争で人を殺したか訊いただろ」 「……」 名前の目がすぅと細められる。 「私を呪詛師としますか?」 「しないよ。呪術においては素人でも、魔術の世界ではプロ同士の殺し合いだ。術式使った?」 「持っていないものは使えません」 呪術高専に籍を置いて呪術師を名乗っているが呪術師として登録はしておらず、まともな呪術も使えなければ術式も持っていない。使えるのはあくまで呪力を込めた魔術であり彼女の領域は単なる固有結界である。 「大聖杯を解体するとの噂を聞き及びまして。どうせ解体してしまうのであればと、蓄えている魔力リソースを頂いてきたのですよ」 「まりょくそーす?」 「ミスターエルメロイU世は大分渋っていましたが私が呪術高専の者であること、私のサーヴァントが彼であることを明らかにしましたら納得して下さいました」 「あまりにも膨大でしたので半分くらいを使ってこいつを受肉させたのですが……」 「受肉!?」 「はい。肉体があるとデメリットの方が多いですが、一応。こいつの希望もありまして、まぁいいかなと」 「呪いだけどそんじょそこらの呪いとは訳が違う」 全ての悪意をその身に受け続けたこの世全ての悪。言うなれば悪霊の神髄のような存在だ。 私の“領域”は領域ではない。“固有結界”と呼ばれる術者の心象風景を現実に具現化する所謂結界である。 ・渋谷事変 「では私は中に行ってきます」 「聞いてなかったんですか術者は帳の中には入れな……って入れてるし!」 名前は生得術式も持たなければ呪力も持たないため非術師と何ら変わりない。そも呪術高専で働いているが登録はされていないので正式には呪術師ではない。 あくまで彼女は魔術師だ。 |
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