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▽異世界人(古泉/ハルヒ)
 トリップ混合夢にしたかったけどジャンルが思いつかなかった。

デフォ名:神木野マキナ

 涼宮ハルヒに望まれた異世界人。ついでに言うと異能力者であり、指定したものを“拒絶”することが出来るが代わりに一つ“許容(受け入れる)”しなければならない。
 涼宮ハルヒが主人公の小説が発売されている世界から来ているため先の展開を知っているが、それは異世界人のいない物語であり、自分というイレギュラーな存在によって未来が変わってしまう可能性を考慮し大筋を変えてしまわないように極力ネタバレは控えている。




・三年前の七月七日。

「可憐な朝比奈さんと美麗な名前さん」

「この世界の次元で表現するところの異世界人よ」

「私が異世界人であることと私の持っている異能力はまた別のベクトルの話なの」

「情報統合思念体、未来人、“機関”などの涼宮ハルヒ以外の勢力による私に対する次元干渉的排除行為を“拒絶する”」
「ただし、長門有希、朝比奈みくる、古泉一樹、この三名が私に干渉することは“受け入れる”」

「貴方達とは友好な関係を築きたいから」

「私は私が知り得る涼宮ハルヒに関する事象によって私に生じる変化を“受け入れる”」




・消失

「私は長門有希によってこの世界が書き換えられることを“受け入れる”。それは有希にとって良い変化の兆しなのよ」

ただし何かを拒絶する為には何かを受け入れなければならない


“もし名字名前がこのメモを読んで、何も心当たりが無いのならば、近いうちに名前のことを異世界人だと言う男の子がやってくるから、その子に同封した手紙を渡してほしい。PS、ただの女の子である時間を楽しんで”

“キョン君。キミがこれを読んでいるということは私はキミの知る私ではないのでしょう。きっと何の能力も持たないただの女の子なのでしょう。その私は可愛い? なんて冗談はさておいて。私はこうなることを当然知っていました。いや、少々語弊があって、キョン君、涼宮ハルヒ、長門有希、朝比奈みくる、古泉一樹、一年九組の生徒、その他諸々かどういった状況になるのかを知っていました。つまり、私自身はどうなるのかは知りません。私の知っている物語に“名字名前”は出てこないから。でもこの手紙がキミの手に渡ったということは私はその世界に存在しているということだから、少し安心しています。彼女にとって私はこの世界にいても良い存在なのだということだから。”
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