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「#幼馴染」のBL小説を読む
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▽雄英3年主(狐主)
デフォ名:新美天狐(にいみ てんこ)

 狐耳と尻尾の生えたショートカットの女の子。生まれてから各地を転々としていたらしく色んな方言が混じった喋り方をする。一人称は「うち」。
 気まぐれで嘘つき、悪戯好き。よく指を狐の形にしてコンコン言ってる。困った時など誤魔化したい時もそれをするので分かりやすい。

 一年の頃からホークス直々の指名から彼の事務所にインターンへ行っており、ホークスのお気に入りだったりする。

 “個性”は「狐」。狐っぽいことを狐以上に出来る。人を化かすことも出来る。




「……コンコン」
「都合が悪くなったらそうやって誤魔化すのずるくない?」



「狸なんぞの田舎もんと一緒くたにせんといて! こちとら神様の遣いもやってたお狐様や!」




 あるところに小さな女の子がおりました。
 女の子は毎日毎日足しげくお稲荷様の所へ通っていました。少ない小遣いで油揚げ買うて、毎日お供えしとったわ。
 お母ちゃんの病気がはよ良くなりますように、お父ちゃんが仕事で大きな怪我せんようにって。
 そんなある日の出来事じゃ。いつもの時間に女の子が来ないよって気になったお狐様が探しに行くと崖の下でその子が頭から血を流して倒れとった。前日の大雨で地盤が緩んどったけん、足を取られたっちゃね。
 お狐様は油揚げのお礼に女の子に自分の持てる力全てを与え、女の子は命を吹き返しました。
 けれども女の子は今までと性格も口調も“個性”も、何もかもが変わってしまっていたのでした。

「それがうち。どう? おもろい話じゃろ!」
「今の話嘘だよね」
「えー! ネタバレ早すぎひん!? ツクヨミは信じとったのに……もー! ホークスのいけずぅ!」
「あはは。さすがにツクヨミたちは純粋だから信じちゃったらヤバいと思ってね」
「何だ嘘だったのか……」
『オレ信ジカケテタゾ!』
「まー本当かどうかなんてどうでもいいことなんよ。がここにいるっていうのは紛う方なき現実なのだから」
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