×
「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -

▽艦娘主(knkr)
 ケッコンカッコカリしたての幸運艦がみんなを庇って轟沈したと思ったらトリップしてた話。

 青葉型重巡洋艦三番艦。1925年(大正14年)に竣工。服装は衣笠と同様のスカートセーラーを着用。
 二人の姉は末妹には甘い。最近実装されたばかりの艦娘で事前獲得イベントも無かったため結構レア。
 第六戦隊所属。多くの海戦に参加しながらほぼ無傷で帰ってきた幸運艦。改二では装備補正なしで運50(最大値70)。
 普段はおっとりとした性格だが戦闘においては時に冷酷な面を見せる。

 胸元まで長い髪を左でサイドテールにしている。
 容姿のイメージは33号対水上電探の装備妖精っぽい感じで。

提督:半目で一見やる気のなさそうな青年だが根は真面目で一途。愛煙家。

装備:20.3cm(3号)連装砲/20.3cm(3号)連装砲/零式水上観測機/応急修理女神(→33号対水上電探)

ログイン(読み込み中):か・ん・こ・れ〜♪
ログイン(読み込み完了):艦これ、始めるね。
ログイン(ゲームスタート):今日もよろしくね。
入手/ログイン:青葉型重巡の名前だよ〜。私の幸運、分けてあげるね!
母港/詳細閲覧:何かあったら遠慮なく言ってね。/歌は良いよね。歌ってる方も聴いてる方も楽しくなるし♪(改:いつか提督に歌をプレゼントしたいな。だからその時は聴いてくれると嬉しいなぁ。)/提督、青葉姉見なかった? もう、どこ行ったんだろ〜?(改二:提督、衣笠姉見なかった? もう、どこ行ったんだろ〜?)
母港/詳細閲覧(春):はーるがきーた、はーるがきーた、鎮守府に来た〜♪ なんてね! えへへ。
母港(新春ボイス):提督、新年明けましておめでと〜! お正月らしくお餅でも焼く?
ケッコンカッコカリ:私ね、時々思うの。提督がいて、お姉たちがいて、みんながいる…それってとっても幸せだなぁって。これからもよろしくね。
ケッコン後母港:て、提督…その、あの…いつも、ありがとね。えへへ、それだけ!
編成:私の幸運見せてあげるね。
出撃:出撃だね、了解。/青葉型重巡名前、出撃してくるよ。
遠征選択時:おお、ラッキーだね。
アイテム発見:おお、ラッキーだね。
開戦:私に見つかった己の不運を呪いなさい。
航空戦開始時:(なし)
夜戦開始:夜戦でも活躍するから見ててね!
攻撃:名前の実力、見せてあげる…!/絶対に逃がさないからね。
小破:いったた!/まだまだだよ!
中破/大破:これじゃあ幸運艦の名折れだよぉ…。
勝利MVP:んっふっふ〜。名前ちゃんの大勝利〜! 褒めて褒めて!
帰投:艦隊が帰投したよ〜。お疲れさまぁ〜。
補給:お腹いっぱいだよ。ありがとう。
改装/改修/改造:名前ちゃんますます強くなっちゃう。/おお、ラッキーだね。/ありがとね〜。
入渠(小破以下):お先にお湯いただきまーす。
入渠(中破以上):このままだとお姉たちに笑われちゃうよぉ…。
建造完了:新しい子にも幸運を分けてあげなきゃね!
戦績表示:これが提督の戦績ぃ〜? じー。
轟沈:幸運艦もここまでかぁ…もう少しだけ姉さんたちと過ごしたかったな…しょうがないよね…。
放置:何か別のことしてる? 寂しいなぁ。




 天候が急変。激しい雨で視界が、荒れ狂う波にバランスを崩しそうになる。
 しかし出撃中に嵐に見舞われることはこれまで幾度とあったので途中帰還はせず、さして気にすることもなく第一艦隊は

 一番練度が高く旗艦でもあった名前も他の艦を守るため大破に至ってしまったが戦いには勝った。辛勝でも。

「提督、こちら名前。敵艦隊滅完了、これから帰還するね」
『急な嵐の中良くやってくれた。被弾者は?』
「私が大破しちゃったけど大丈夫だよ。」
『ご苦労さん。気をつけて帰ってこい』

「危ないっ!」
「!?」

 全敵艦を沈めたはずなのに。
 残党の命を燃やした攻撃は油断しきっていた彼女に命中した。

『私ね、時々思うの。提督がいて、お姉たちがいて、みんながいる…それってとっても幸せだな〜って』

「おい待て、名前、嘘だろ、死ぬな!」

「提督……ごめんね……」

(そして任意の世界へトリップ)

「司令官……」
「……んでだよっ! 女神載せてたじゃねーか! んで発動しねぇんだよ!!」




「そうだ! 応急修理女神積んでたはず……ってよく見たら女神じゃなくて入渠妖精じゃない!」

「あーもう……でも貴女が居ればこっちの世界で被弾しても大丈夫ね」

 入渠妖精の力で湯を入渠剤へ変化させ、修理に必要な分の資材をこれまた妖精の力で湯に溶け込ませれば入渠準備は完了だ。
 偽装の修理は入渠している間に装備妖精が済ませてくれる。

「もう一個くらい装備できそうだし電探でも開発してみよっか!」

「うん! 提督と電探開発しまくってたお陰で一発で出来たよ〜」

 出来たのは33号対水上電探。小型電探ではあるが現状では贅沢を言ってはいられない。
 それに、次の瞬間には何が起こるか分からない世界では大型は時として邪魔になる可能性がある以上場所を取らない小型電探が必須であろう。
 というのは建前で、自身とよく似た妖精が宿っているこの33号対水上電探を彼女は気に入っているのだ。

 電探の装備妖精によろしくね、と微笑めば妖精もにこりと笑い返して、よろしくお願いしますと伝えてくる。33号対水上電探を艦橋にセットして彼女の装備は整った。

「早く提督に会いたいなぁ……はぁ」


「これくらいの傷、明石ちゃんがいればぱぱっと終わるんだけどなぁ……」




・提督と通信機が繋がる

「提督? 提督!」
『名前か!? お前沈んだんじゃ……』
「本当に提督の声だぁ……!」
『そうだよな、そう簡単に沈むような奴じゃねぇよな……!』
「提督会いたいよぉ」
『俺だって会いてぇよ。名前、お前今どこに……』
「そのことなんだけどね、とりあえず落ち着いて聞いて欲しいの……」

 それまでの経緯を分かりやすく簡潔に纏て伝える。理解力のよい提督で良かったと彼女はこの時ほど思ったことは無いだろう。
<< 戻る >>